高齢者にとってレクリエーションはとても楽しみにしているものであり、大事な日常のイベントでもあります。一方で介護者にとっては悩みの種でもあります。そんなときにホワイトボードがとても役に立ちます。今回は
- レクリエーションの慢性的なネタ切れに悩んでいる
- もっとクオリティの多いレクリエーションがしたい
- 手軽に準備できる方法がしりたい
という悩みを解決する方法をお伝えします。
目次
1.しりとり
高齢者にとってレクリエーションで大切なことはまず「できること」です。意外に思われるかも知れませんが施設ではさまざまなステージにいる高齢者が一緒に暮らしています。できる人とできない人の差が出てしまうとトラブルのもとです。ですのでまずはしりとりからはじめてみましょう。最初は「ん」がついてもOKにします。「みかん」なら「かん」から始まる単語で続けましょう。慣れてきたら時間制限やジャンルで縛っていくとレベルが上げられます。
2.連想ゲーム
連想というのは回想法という意味で認知症予防にも重要な役割をもちます。連想ゲームはそんな重要な役割をもったレクリエーションです。やり方はある程度限られた言葉が連想できるジャンルを介護士が提示します。そして高齢者にそれにそったワードを言って貰いましょう。そのワードについて介護士が話題を広げてお話していきます。これによって高齢者に残されている回想のポテンシャルを引き出してあげます。
3.さかさことば
さかさことばは、ある単語を介護士が逆から書いていきます。一文字ずつかいていき、高齢者に何の言葉なのかを当てて貰います。なるべく早く気づいたほうがよいのですが、難しい場合はそれに関連したヒントを提示してあげます。これにより認知症予防など高齢者の頭の体操になります。もしも可能であれば問題をだす方も高齢者にやってもらうとより盛り上がります。
4.虫食いゲーム
虫食いクイズはその名のとおり虫食いを埋めていくゲームです。ホワイトボードの上部に虫食いになった文章(か単語)を書きましょう。下には最初は50音表、慣れて来たらバラバラにちりばめたひらがなを書きます。準備ができたら虫食いになっている言葉の足りない言葉を選んで貰いましょう。虫食いの単語を書き換えるだけで何度でもできるおすすめゲームです。
5.虫食い計算
虫食い計算は、小学生の数学のテストのようなものです。「1+○=6」のように数式の一部を虫食いにすることで高齢者の頭の体操を促していきます。最初は答えを3択程度にして、選んで貰うのもよいでしょう。なれてきたら徐々に選択肢を増やしていき、最後ははずしてみるとよいです。慣れてきたら足し算や引き算、かけ算、割り算でもよいでしょう。
6.単語並び替え
文字の並び替えゲームは少しだけ難しい問題になります。たとえば「うしんご」これはいったい何ということばでしょうか?と尋ねます。この単語を並び替えて正しい単語にして貰います。子の場合だと「しんごう」になります。最初は3~4文字がよいでしょう。だんだん文字数を増やしていくとレベルを上げることができます。
7.伝言ゲーム
伝言ゲームをしましょう。まずは、一人の人になにかを伝え、それをホワイトボードに書いて貰います。書いたらほかのひとにそれが何かを当てて貰いましょう。しかし、高齢者は耳が悪い人が多いので、紙などに書いてほしいものの絵や名前を書いて伝えるとよいでしょう。とても盛り上がる上にあたまの体操にもなるよいレクリエーションです。
8.川柳の穴埋め
川柳の穴埋めもとてもおもしろくかつ、頭のよい体操になるゲームです。まずは介護士がよういした川柳の穴埋めを書きましょう。シルバー川柳とよばれるものの方が境遇がにていてよいようです。この穴埋めをして貰うのです。川柳ですから正解はありません。想像してもらいながら頭の刺激になります。
9.マルバツゲーム
マルバツゲームもホワイトボードでできる簡単なレクリエーションです。マス目を書いてマルとバツを交互に書いていって貰いましょう。難しい場合なら指差してもらって介護職員が書き込んでいってもよいでしょう。とても簡単ですが盛り上がるよいゲームです。ぜひ試してみてください。
10.もの当てクイズ
もの当てクイズは穴埋めの応用です。最初に文章を書きます。しかしその一部が虫食いになっています。そしてまた文を書きます。これも虫食いになっています。このように共通のワードが虫食いになったヒントの文章を書いていきます。だんだんとそのものがわかってくるというレクリエーションです。難しいので介護職員がしっかりとヒントを出してあげましょう。
ホワイトボードを上手に使って高齢者に楽しんでもらおう!
ホワイトボードは描いたり消したりすることで簡単に使える高齢者レクにはとても便利な道具です。ホワイトボードを利用することで高齢者は大変喜んでくれるので、是非上手に活用して楽しんでもらいましょう。