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人間は大部分が水分でできていますが、どのくらい水を飲めばいいか知っていますか?水分補給が重要だとテレビなどのメディアでも注意喚起されていますが、毎年のように熱中症や脱水が原因で死亡する人が出ています。そこには温度と湿度、間違った水分補給が関係しています。ここでは水分不足による身体への影響と対処法をお伝えしていきます。

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一日の水分摂取の目安は1.5リットル?!

水分補給身体と水分

引用:水分補給身体と水分|大塚製薬

こちらのサイトを見ていただけると分かりますが、成人男性で60%、成人女性で55%程度といわれていますが、年齢を重ねるごとに減少していき高齢者になると50%以下になるというデータがあります。

ではこまめな水分補給が必要といっても、一日水分をどのくらい取ればいいのでしょうか?

厚生労働省が発行している水分補給の大切さを訴えるポスターでは、一日に1.5リットルの水分を取るように指導されています。1.5リットルの水分を取るなんて大変だと感じますが、こまめに摂取すれば難しいことはありません。

健康のために水を飲もう講座

引用:健康のために水を飲もう講座|厚生労働省

タイミングとして、

  • 起きた時
  • 食事
  • 入浴前後
  • 運動の最中
  • 就寝前

コップ1杯づつ飲んで行けば1.5リットルは確実に飲むことは出来ますので意識して摂取するようにしましょう。(余談ですが私が夜勤をする時、冬場で3リットル、夏場で4リットル水分を摂っています)

脱水ってどんな症状?年中かかる可能性がある!

「脱水」とは読んで字のごとく、身体から水分が無くなることです。症状として大量の汗や強い渇き、めまい、尿の減少などが挙げられ状態悪化が進んでいくと意識障害をおこし最悪死に至ります。また奇跡的に助かったとしても脳にダメージが残り身体や能力面で障害が残

る危険性があります。

脱水を早期発見が大事!

人間は自分が自覚しない汗を常にかいており、自分ではあまり喉が乾いていないと感じることもあります。実際はかなりの水分が体から蒸発している可能性があります。特に夏場では少しでも喉が乾いたと感じたら、軽度の脱水症状に掛かっている危険性がありすぐに水分補給をしましょう。

脱水は年中かかる?

夏場が多いイメージがありますが、実際のところ年中かかる危険性があります。

たとえば、梅雨の時期でも、湿度が高い為身体から汗が出来にくく熱を体内に貯めがちになり、いつのまにか脱水や熱中症にかかっている場合があります。逆に冬場ですがエアコン

や暖房で空気が乾燥している為身体から自然に水分が蒸発、寒いから水分を控えたり汗をかいている自覚がない為に脱水を起こしてしまいます。

またノロウィルスやロタウィルス、病原性大腸菌等の病気から多量の嘔吐・下痢で脱水にかかる危険性があります。

うちの息子が4歳の時ノロウィルスにかかったのですが、水分を飲ませても嘔吐するし下痢は止まらず脱水症状になりました。その後病院で点滴を打つことで大事にならずにすみました。

水分不足による身体への悪影響

便秘の危険性

日中夜間ともにトイレに行く回数が多いからと、水分を飲まない人がいます。そうなると体内の水分量が低下することで便が硬くなり便秘がちになります。それだったら下剤を使えば良いと思うかもしれませんが、下剤を使うということは、体内の水分を使用するのです!

身体の水分はますます減少します。また便秘をそのまま放置すると腸内に便・ガスがたまり嘔吐・腹痛を繰り返し、最後には死につながる腸閉塞を起こす危険があるので注意が必要です。

排尿の減少

全身の水分量が減ると、トイレに行く回数も減ってきます。トイレの回数が減ると体内の毒素を外に出せなくなります。蓄積され吐き気やだるさ、むくみといった症状が出て熱を出します。またトイレの回数が減ることにより腎機能にダメージを与え排尿困難などの症状を引き起こす危険性があります。

脳梗塞の危険性

身体の水分が足りないと血液もドロドロになってしまいます。血液がドロドロになると血小板が固まりやすくなり、その固まった物が脳や心臓の血管を詰まらせるのです。特に糖尿病や高血圧症、タバコを吸う人や運動不足の人にはリスクが大きくなりますので注意が必要です。

水分不足とタバコ、どっちが悪い?

寿命 病気の危険度 治療費
水分不足 比較的長い 低リスク 一時的
タバコ 比較的短い 高リスク 永続的にかかる

水分不足が寿命にあたえる影響は少ないのですが、タバコに関しては多くの発病リスクが格段に上がります。

水分不足が与える影響は、どちらかというと長く続くものは少なく、適切な治療ができれば問題ありません。しかし、タバコは永続的に病院に通院することになり、治療費もかなりの額がかかってきます。また、平均寿命もタバコを吸わない人よりも10年短いとされています。

意外と知らない?食事からの水分補給

お茶や水以外でも水分はとれます。

例えば、きゅうりだと栄養素が少ないぶん、水分は95%もあります。他にはレタス・トマト・スイカ・小松菜やアスパラガスなども水分が豊富に含まれています。また意外な食べ物が、ナッツなどにも微量の水分が含まれているんです。

他にもゼリーなど水分を多く含むデザートもおすすめです。またアイスクリームやプリン、かき氷など、体を冷やす効果のある食べ物は熱中症に最適でしょう。

水分補給はお茶よりハイポトニック飲料?

お茶よりポカリやアクエリアスなどのハイポトニック飲料がいいとされています。ハイポトニック飲料は、身体の水分成分に似ているため、身体に吸収されやすいといった特徴があります。そのことから、「飲む点滴」といわれることもあります。

それに対して、お茶だと利尿作用があり、さらに身体の水分をだしてしまいます。ビールも同じく利尿作用があるので、ビール5本を飲んだら尿はビール6本分出るとされています。

水分だけでなく、塩分も摂取も忘れずに。

汗をなめると、少ししょっぱく感じます。それは身体の塩分が汗と一緒に逃げている証拠です。つまり身体の中の塩分が抜けている状態になるので、補給する必要があるということです。特に、屋内スポーツや風のない時にする運動は多量の汗をかくので、対策として塩分と糖分が入った飲料水や飴などで補給しましょう。

水分不足を甘く見ていたら、痛い目にあってしまいます。前もって対処法さえ知っておけば、予防できる病気です。夏場だけでなく、普段から水分を多くとって脱水と熱中症におさらばしましょう!

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