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どこの職場にも何でも聞きにくる人がいますよね。自分勝手に行うことはチームワークを乱すため、確認は必要ですが社会人として自分で判断する場面だってあります。

私は居宅のケアマネですが、同じ法人の訪問介護事業所に何でも確認するウザい職員がいます。通称「なんでも聞き子ちゃん」。聞き子ちゃんと私の担当利用者さんとのトラブルを聞いて下さい!

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「聞き子ちゃん」はトラブルメーカー

サイレン

どんなことでも確認しないと気が済まない職員A(女性)は聞き子ちゃんです。同じ法人の訪問介護事業所のヘルパーとして働いています。

私の担当利用者も訪問介護を利用しているため、職員Aがサービスを提供することもあります。他のヘルパーが確認をしないことまでわざわざケアマネに確認します。

例えば、「訪問先で玄関に家族の靴が散乱しているが片付けて良いのか?」「食事介助のテーブルが汚れている、拭き掃除をしても良いのか?」など人としての質を疑いたくなるような質問ばかりです。

簡単な作業も聞かなきゃ何もできない

Dさん(男性)は病気により左足を大腿部から切断されています。やや気難しい方ではありますが、認知症はありません。訪問介護を利用し、自宅で入浴しています。

職員Aが担当の日で入浴介助に行きました。Dさんは車イスで生活していますが、基本的に何でも自分のことをやります。部屋の掃除もほうきで毎日やっています。

Dさんは部屋の隅にあるクモの巣が気になり、たまたま入浴介助で訪問した職員Aにお願いして、手が届かないのでクモの巣をほうきで払って欲しいと頼みました。しかし、職員Aは良いともだめとも言わず「今日は掃除の訪問ではないのでケアマネに確認しますね」と返答し、わざわざ訪問先から私に電話がかかってきました。

私は「何時間もかかることでもないし、今、困っているならお願いします」と伝えました。職員Aは私の返答に安心してクモの巣を掃除したそうです。後日私はDさんに呼び出されました。

Dさんから連絡をもらい、すぐに訪問しました。Dさんは怒っています。「クモの巣ぐらいで確認が必要なのか、ケアマネがそんなに偉いのか、困ったこともヘルパーは助けてくれないのか」次から次へと愚痴を言われます。Dさんのおっしゃる通りで私もAさんをかばうことができません。

サービスを提供する前に、人として当たり前のことを

ヘルパーはお手伝いさんじゃないけど、目の前のことで困っていれば助けることが、人として当たり前だと思います。介護保険上、身体介護でサービス料金を頂いていますが、身体介護しかしてはいけないわけではありません。

今回のクモの巣掃除は1回だけです。訪問のたびに掃除を頼まれるようであればケアマネである私に相談してもらってサービスの追加も必要かもしれませんが、たった1回数秒で終わるクモの巣掃除がここまで大きな問題になったことに正直うんざりです。

ケアマネとして個人的にヘルパーに言う問題ではないため、事業所の管理者にDさんの件はお願いしました。職員Aは管理者のほうで再指導してもらい、過度の確認はなくなりました。

サービスを提供する際に人が変わっても、同じサービスができるように統一することは大切ですが、サービスの幅は必要ですよね。職員Aを反面教師に、人として当たり前のことができる人間になりたいと思い、日々の仕事に励んでいます。

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