仕事終わりに「今日も一日楽しく仕事ができた」と思えたらいいですよね。人間関係を良好にすると、大変な仕事も苦痛に感じなくなることもあります。
職員同士で共通意識をもって、いかに楽しく笑顔で仕事ができるかが重要です。職場の人間関係が良好だと、自然と利用者さんも居心地が良くなるんです。良好な人間関係をつくり、楽しく仕事をした実際の経験をお伝えします。
目次
1.年代や性別が違っても呼び名と敬語は必須
年齢や経験に関係なく職員同士の呼び名はとても大切です。デイサービスに勤めている職員は、20代~40代の女性と、30代~50代の男性と性別も年齢もバラバラです。介護の経験がある職員もいれば、資格取得はしたものの経験のない職員もいます。
ここは職場ですので、会話は敬語で行い、年上年下関係なく必ず苗字にさんをつけます。さんつけ、敬語を使うことでお互いが敬意をもって接することができます。あだ名やため口を使ってしまうと公私混同してしまいがちです。けじめがなくなると利用者さんにまでため口を使ってしまうという失礼なことにもつながります。
2.一日の始まりは笑顔で挨拶
あいさつから一日は始まり、あいさつに終わります。もちろん朝は「おはようございます。」帰りは「お疲れ様でした。」先に帰宅するときは「お先に失礼します。」型苦しくなく笑顔を忘れてはいけません。人間関係が良好だと自然に笑顔で挨拶します。
その挨拶で大切なのが業務中の「ありがとうございます」です。ナースコール対応や車の配備に対して感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。20代の職員が得意な業務もあれば、50代の職員が得意な業務もあります。年齢や性別の違いで、それぞれの得意分野でお互いをフォローし合えるのです。
3.コミュニケーション、声の掛け合いは必須
挨拶をすると、利用者さんに関する情報共有も自然にできます。ナースコールがなったらいける職員が「はい、行きます」と一言いうだけで他の職員は今の業務に専念できます。「〇〇さん今日は血圧高いから入浴は短めにお願いします」など、利用者さんに関することは細かく情報共有します。お互いが情報共有することで、みんなで仕事をしていると実感できます。
また、書類の事務仕事が多い時は、利用者さんの動きや職員の配置を考慮した上で「30分だけ事務仕事してもいいですか?」など声をかけます。お互いに協力できるからこそ、自分の仕事も調整できます。逆に他の職員にも「今、事務仕事していいですよ」なんて気遣いもできるようになります。体調の悪そうな職員がいたら入浴介助を変わったりもしました。職員同士で、コミュニケーションを密に図り、常に声を掛け合うとお互い笑顔にもなれます。
4.雰囲気を大切に”笑顔”
真剣に仕事をするのもいいですが、笑顔が一番に大切です。真剣に仕事をしながら、笑顔を絶やさないことです。無理に笑顔になる必要はありません。自然な状態で仕事ができればでいいのです。
例えばレクレーションでは利用者さんだけでなく、職員も一緒に楽しみます。そうすることで、利用者さんも職員も笑顔になり楽しい雰囲気が作れます。利用者さん向けに面白い話をしますがそれを聞いてる職員が大声で笑うこともありました。楽しい感情を表にだすことで自然とまわりも楽しい感情になり、職員同士の信頼関係ができていたのです。
5.みんなで協力しフォローし合う
お互いのミスを責めることはしないようにしましょう。他の人がミスをしても自分のことのように考え、同じミスのないように解決策を考えます。人間誰だって100%完璧に仕事をすることはできません。ミスは誰にでも起こりうるのです。
ただ、介護の仕事は大切な利用者さんがケガのないように、また、楽しく過ごしていただけるように守らなければなりません。利用者さんに直結するミスは特に同じことにならないように、責めるより解決策を共有することが大切です。そうすることで、自分がミスをした時も他の職員にフォローしてもらえます。
プロとして完璧に行うためにもチームワークが重要
例えば、自分より遠いところにいる利用者さんが転倒しそうになっているときに、近くにいる職員に声をかけることで転倒を予防することができます。そんな時こそ「ありがとうございます。」を忘れてはいけませんね。お互いフォローし合うことでよいチームワークがうまれます。
自然と笑顔が生まれる
職員同士の強みを生かしながら協力し合えると自然と笑顔が生まれます。
- 呼び名はさんつけ、敬語を忘れない。
- 笑顔で挨拶する
- 常に声を掛け合う
- ミスをしたときこそ、フォローし合う
- 業務中と業務外の時間をはっきりさせる
介護の仕事は大変な仕事だからこそ、お互いが尊重し合いながら、自然と笑顔になれる空間が大切です。みんなで協力し、フォローをしあうことで良いチームワークを作りましょう。良いチームで仕事をすると自然と笑顔がでてギクシャクした人間関係もなくなります。笑顔あふれる職場で今日も頑張りましょう!!!
働きやすい職場環境選びがあなたを輝かせる
あなたはなぜ介護の仕事を続けているのでしょうか?
日頃から考えることが多すぎていつの間にか忘れてしまっている介護の現場で働く理由。母が祖母の介護を大変そうにしているのを見て介護職を志した人や、障害者の方が当たり前の日常を送れない現実を知って、当時の自分では何も力になれないもどかしさから介護の仕事を志した人もいるでしょう。
現在、あなたが介護の仕事を行っているのは、「人の力になりたい!」と強く思ったからではないのでしょうか?
3K(きつい、汚い、危険)と言われていることを知った上で働き続けているあなたは高齢化社会である日本の誇りです。
介護業界の主役は現場で働くあなた自身です。
あなたをキッカケに、「介護の仕事って楽しいんだよ」「介護ってかっこいいんだよ」と思ってもらえる仲間が増えることを祈っています。
まずはあなた自身が輝ける場所に行きましょう。
世の中は、熱い想いを持って介護の仕事に取り組むあなたのような人材を求めています。