何の話でも勝手に入ってくる人っていますよね。私は居宅介護支援事業所のケアマネで事業所の管理者をやっています。職員Bは何でも話に入ってくるウザい職員です。
話も半分ぐらいしか聞いておらず、余計なことをして周りを振り回します。振り回される私たちはいい迷惑です。ウザい職員が家族の言葉から改心でき、平穏な居宅介護支援事業所へとなったできごとです。
何でも関わりたがる職員Bに周りもイライラ

職場は社会福祉法人が経営する居宅介護支援事業所です。事業所はデイサービスフロアの一角にあります。余計なことが多い職員Bは担当の利用者が入院すると毎日病院へ行き、頼んでもいないのに他のケアマネの利用者のところまで面会に行ってしまいます。担当職員が前日に訪問していてもお構いなし。
病院から「病状の確認については事前に電話を欲しい」と管理者である私に連絡が来る始末です。職員Bに対して過剰な面会はやめるように指導しますが、言われたことに対して返事はするもののやめる気配がないことにうんざりします。
職員Bの行動や言葉に利用者だって落ち着かない!
併設施設のショートスティを利用する場合も日課のように利用者へ会いに行きます。利用者によっては会いに来てくれたイコール家に帰れると思っている人もいるため、職員Bがいなくなると利用者が不穏になり手が付けられないこともしばしば。用事のない面会はやめてほしいと言われていますが、職員Bは自分が利用者の状況を一番理解していると勘違いして、やめようとしません。
責任を取ってくれるのか!言葉の重みを知る

ある家族が「自宅では車イスが使えない。自宅で動けなくなるから施設を探している中で、用事もないのに病院に面会に来て早く家に帰ろうと言うな!自分たちも家で介護ができるならもうやっている!!」と怒鳴り込んできました。
骨折をして手術はしたが以前と同じ生活は送ることは困難です。痛みで歩くことができず、車イス生活になったため、段差の多い古い自宅では車イスで動くことができません。自分でできることもやれずに寝たきりの生活では大好きな家でも暮らせません。暮らしたくても暮らせない切実な現状がありました。
家族の怒りは最もです。いつもはへらへらしているBもさすがに黙って謝罪し、一緒に退院先の施設を探しましょう、という話で落ち着きました。
利用者と家族の想いを受け止めて

訴えられそうな勢いで家族が怒鳴り込んで来たときに職員Bは居宅のケアマネなので利用者が自宅に帰ってくるのが一番だと思っていたと話してくれました。確かに皆さんいろいろな想いを抱えながら在宅生活を送っています。
私たちにできることを考えながら日々、関わっていますが自宅で生活を送りたくても送れない現状を知ることも大切です。このことがきっかけで職員Bは、周りの状況を見るようになって、勝手に判断しなくなりました。少しずつですが利用者や家族の想いを受け止めて行動できるようになり、大事な戦力に成長しました。