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ますます厳しくなる少子高齢化。誰もが何とかせねばと思っているなか、現場では人手不足が続いています。

今回は「若者に夢を!」「地域に元気を!」「日本に成長を!」「お年寄りに安心を!」「地球に愛を!」をモットーに掲げている、自民党の伊藤忠彦議員にお話を伺いました。

介護の問題を解決するに、私たちにできることはあるのでしょうか。

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在宅介護で家族の支えがあってほしい

― ズバリお聞きしますが、介護業界の問題解決に向けてどうするべきでしょうか?

在宅介護できる環境を整えるべきだと考えています。できることなら、住み慣れた自分の家を離れたくないって誰でも望むことだと思うんですよ。施設に入って外との関わりが切れたことが原因で、認知症や患っている病気がひどくなってしまうケースが多いです。

要介護者との関わりを切らさないで

― 何かそのように考えるきっかけがあったのでしょうか?

実は、私の母親も施設入所しました。スタッフの方たちが懸命に母親をみてくれていたので、私と母親との関わりが少なくなりました。しかし、残念ながら病状がひどくなってしまったんです。私はもっと目と目を合わせて話す時間を作ればよかった、親不孝をしてしまったなと後悔しました。

その一方で、施設入所から在宅介護に戻った人がいました。毎日、家族と会話することで、驚くほど病状がよくなっていくのを目の当たりにして、やはり関わりを切らさないことが大切だと感じました。

ですので、なるべく家族で協力し合いながら在宅介護を増やし、関わりを切らさないでいただきたいですね。

今後の政府の課題

これから我々、政治家が考えていかないといけない課題は、高齢化社会が進んでいく中で、できる限り社会保障費に頼らなくても健康的に活躍して生きていけるような社会を作っていくことだと思っています。

知多半島の高齢者にみる理想と未来

伊藤忠彦衆議院議員4

空き家の活用でお年寄りが集まる場所に

― 地域交流からの介護について教えてください。

本来は町と施設が一体となって、高齢者が生き生きと愉快に暮らせるような状況が必要です。今さら大きな施設をつくるのではなく、増えてきている空き家を活用していくべきだと考えています。

例えば愛知県知多市には、新日鉄の団地で出来上がったお家がいっぱいあるんです。しかし随分高齢化が進み、空き家も増えてきました。その空き家を使ってお年寄りの方々が集まって、憩いの場にしたり、自分たちで料理を作ったりするのです。そういうふうに開放する場所を増やしていくことがこれからの介護の在り方だなと感じますね。

生活の質を変えることなく、そこに住む人が楽しいと思ってもらえる場所にして、地域や国の役立つことが私の役目だと思っています。

自分の足で向かう、仲間が集まる場所作り

家族がいても頻繁には顔を見に来れない状況なら、年老いた夫婦がわいわい楽しめる場所作りが必要なのではないでしょうか。まだ一人で生活ができるのに、介護施設に頼るのではなく、場所を活用しながら気持ちも若々しく生き生きと過ごしてもらいます。

このように施設経営の介護ビジネスから、場所作りを経営するような形の介護に変えていくことで、高齢者は積極的に人とコミュニケーションをとって暮らしていきます。

自分の足で仲間が集まる場所まで歩いていく。そんな未来を作り上げていく必要があるのです。そして本当に介護が必要になったときにこそ、しかるべき医療にかかってもらうということです。

介護する女性をサポート。介護ロボットで未来を支える

介護に携わっている女性の負担を軽減

― 介護に携わる8割が女性ですが、女性をサポートする取り組みについて教えてください。

介護をしている女性の悩みの一つが腰痛ですよね。その負担をできるだけ早い段階でなくしていくために「介護ロボット」を普及させたいと考えています。

ちょうど議席を失った時に真っ先に中部経済産業局や国立長寿研、藤田保健衛生、トヨタ自動車、パナソニック、などと連携して取り組みました。ただ臨床結果に対してオーケーの判を押す能力に責任を持てない部分があり、まだ世に出せていません。しかし、その内に介護の機材となるようなロボットは順調に世に出てくるのではないかと推測されます。

介護ロボットが出てきてからの介護のあり方

介護ロボットが普及するとしたら、技術面以外の介護について考える時間をとっていただきたいですね。

例えば、自分の親と気持ちの交換をしておくといいです。自分の親に対する気持ち、子に対する気持ちを改めて知っておかないといけない。機械的な介護は目を見合わせて話して、初めて快調に向かっていくからです。ロボットで技術面をカバーできても、気持ちはカバーできません。

便利になりすぎた時代の調整が必要

時代とともに便利になりすぎ、考えて行動する人が減ってしまったと感じています。

便利な世の中は、効率が良いように見えているものも、実はあまりよくないことがあります。人間も前を向いて進化していかなければならない。

介護ロボットを取り入れて、人間の気持ちの交換を図ったり、空き家の活用など、先を見据えて物事に取り組んでいくことが、これからの日本人にとって最重要です。

ですので、家族関係を昔のように、関わりがあるものへ戻していくべきだと考えています。

伊藤忠彦議員インタビュー動画

 働きやすい職場環境選びがあなたを輝かせる

あなたはなぜ介護の仕事を続けているのでしょうか?

日頃から考えることが多すぎていつの間にか忘れてしまっている介護の現場で働く理由。母が祖母の介護を大変そうにしているのを見て介護職を志した人や、障害者の方が当たり前の日常を送れない現実を知って、当時の自分では何も力になれないもどかしさから介護の仕事を志した人もいるでしょう。

現在、あなたが介護の仕事を行っているのは、「人の力になりたい!」と強く思ったからではないのでしょうか?

3K(きつい、汚い、危険)と言われていることを知った上で働き続けているあなたは高齢化社会である日本の誇りです。

介護業界の主役は現場で働くあなた自身です。

あなたをキッカケに、「介護の仕事って楽しいんだよ」「介護ってかっこいいんだよ」と思ってもらえる仲間が増えることを祈っています。

まずはあなた自身が輝ける場所に行きましょう。

世の中は、熱い想いを持って介護の仕事に取り組むあなたのような人材を求めています。

カイゴジョブ

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