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施設入居していても、なるべく外出したいものです。できれば自由に自宅と施設を行ったりきたりできると入居者も喜ばしいことでしょう。しかし老人ホームに入居している高齢者は、自宅での生活が困難になった人が入居しているケースが多く、24時間体制で介護を受けて生活しています。本来であれば「自宅で生活したい」と望む高齢者が多いので、なるべく自宅に近づける工夫をする老人ホームも増えてきています。

今回は老人ホームに入居しながらも、日常生活に近づける工夫があります。

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自由に外出したい!老人ホームへの不満を解決

出口

自宅での生活と老人ホームでの生活の違いは、「外出の機会」になるでしょう。老人ホームでの生活はどうしても外出の機会が減少傾向にあるのですが、最近の老人ホームでは外出を自由にできるよう介護職員の中に「外出専門スタッフ」として常駐させている施設があるのです。

自立度が高い入居者は前日までに外出したい時間などを介護スタッフに伝え、予約をとります。内容としては散歩や病院受診の付き添い、散髪などの外出に同行しています。老人ホームはなかなか一人で外出をさせてもらえないのですが、外出専門の介護スタッフがいると、自宅で生活しているときのように外出の機会が作れるため入居者からとても人気のサービスとなっています。

もちろん重度の人も、担当の介護職員が付き添いで散歩などを行ってくれますよ!

外出は認知症予防に繋がる?運動機能の維持向上も!

外出をするということは自分で歩く機会を増やすことにもなりますので、下肢筋力の維持向上の役割にもなっています。指示を出されていやいや行う運動と違い、知らず知らずのうちに運動できるのでつらいと感じることは少ないでしょう。

さらには色々な景色を見たりすれ違う人に挨拶をしたりと、施設にいるときよりも「刺激」を受けるので「認知症予防」にもなるといわれています。自宅や施設の部屋でじっと引きこもっていると、運動機能やコミュニケーション能力が低下してしまい、認知症になるリスクが高くなるのです。

なるべく外へ出て、運動やコミュニケーションがとれる機会を増やしてくれる老人ホームは、しっかり高齢者の健康寿命を考えている施設といえるでしょう。

老人ホームでも、楽しく快適に過ごせる「自由」を考える

輝く草原

どうしても閉鎖的なイメージがある老人ホームですが、自宅と同じようになるべく本人が外出したいときに外出できる環境づくりを考えているホームが増えつつあります。

高齢者が施設に入居したくない理由としては、

  • 住み慣れた自宅から離れたくない
  • 閉じ込められるイメージがある
  • 自由に外出できない

といった内容が多いのです。

外出が自由にできるなら、施設入居も悪くないと思う高齢者も増えるのではないでしょうか?今後ますます「外出の自由化」を考える有料老人ホームが多くなり、自宅のように施設でも楽しく快適に過ごせる高齢者が増えていくことを願っています。

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