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仕事をするのなら誰もが正規職員になりたいと考えていますよね。

在宅ヘルパーの仕事は依頼の多い時間帯と依頼が少ない時間帯があるため、経営を考えると頭が痛いところがあります。介護事業所の多くは変形労働制で仕事時間の調整を行っているところが多いです。

私は普段、居宅介護支援事業所の管理者をやっていますが、訪問介護事業所の経営も法人内で携わっているため、経営者側の気持ちもわかります。今回は、訪問介護事業所の介護職員の不満についてぶっちゃけます。

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訪問介護事業所は依頼が集中するため、兼務職員にして工夫

法人で経営している訪問介護事業所は朝6時半から23時まで稼働時間し、利用者宅を訪問して介護を提供しています。独り暮らしの方も多く、朝食から夕食、就寝の介助まで利用者のニーズに合わせて行っています。訪問介護は居宅介護支援事業所から依頼があってサービス提供になりますが、依頼される時間帯は集中してしまいます。

例えば、朝食提供や食事介助の依頼を受けた場合、朝の訪問は7時から8時ぐらいに集中します。昼食、夕食も同様です。また、就寝介助や安否確認の訪問も時間帯が集中してしまうのです。そのため、ヘルパーは時間を多少ずらしても4~5人は必要になります。反対に昼間の訪問はオムツ交換や水分補給、入浴の手伝いなど依頼時間が集中しないため、1~2人で順番に訪問ができます。

兼務職員として仕事の安定

山間地域で事業所を運営しており、訪問介護の仕事を単体で行うと赤字になってしまう月もあります。訪問に必要な車両などの維持管理費の経費もかかります。また職員から訪問の依頼が朝や夜に集中するため、勤務時間の偏りに不満の声も多くありました。

そのため、サービス提供責任者以外の一部職員を通所介護事業所との兼務職員として届け出を行い、昼間の訪問依頼が少ない時間でも仕事につけるように工夫をしました。

経営者側の意図が十分に伝わらない

仕事のある時間だけ勤務していると、訪問介護事業所の勤務は一定性もなく、収入面でも安定できません。

その点、通所介護事業所は月曜日から金曜日まで利用者は朝9時から16時まで通って、入浴や食事などの介助を受けて過ごしますからどの時間帯も仕事があります。

両方の勤務を組み合わせることによって1日8時間の勤務を確保しようと考えていますが、どちらの責任も負わない職員が増えてしまい、正直困っています。通所介護事業所で8時間の中で依頼された時間に訪問が間に合うように時間を調整しているにもかかわらず、勤務する職員がいない。どうしたのかと探せば、通所介護の仕事の区切りがよかったから早めに訪問介護へ出発したと無責任な発言が返ってくることもあります。

介護の仕事はチームケアです。お互いに協力し合って初めて介護の必要な人を支えることができます。そのために働く職員の雇用体系も安定させようと考えていますが、アルバイト感覚で言われたことだけやっているという職員が多く、チームで介護をやっているという意識が薄いです。働く職員にわかってほしいと思う気持ちもある反面、経営者側としての意図が伝わらないと言う前に私たちも伝えるための工夫が必要だなと感じています。

在宅生活を支える介護のプロとして

介護事業所の経営を考えた場合、利用者の確保も大切です。同時にサービスを提供する職員の確保も大切です。どちらかに力を入れすぎると、うまくいきません。山間の地域で採算が合わないため、老人ホームは1件あるのみです。しかし、その老人ホームは、他の地域からの入所者であふれており、地域の人の利用はほとんどありません。

私たちの住んでいる地域の人は、介護が必要になっても自宅で暮らしたいという人が大勢います。職員に対しての不満はありますが、一つ一つのサービスを支えているのは経営者ではなく、職員であることも事実。職員とともに、介護のプロとして在宅生活を支える努力をこれからも続けていきたいと考えています。

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