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介護職として働く人の年齢層は40代が最も多く、40代からの介護への転職は決して遅くはありません。

介護業界での自分の将来像を明確にすることで、年齢を気にせず転職を成功させることができます。また40代から介護未経験で転職するなら、転職に関する細かい相談に応じてくれる、専門知識を持ち合わせたアドバイザーがいる介護に特化した転職サイトを利用することが、転職を成功へと導く秘訣になります。さらに職種によって業務内容も変わってくるので、介護の職場の種類を事前に知り、自分の将来像と照らし合わせて職場を決めることも、転職活動をスムーズに行うためには大切です。

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目次

40代でも介護へ転職できる!40代でも介護では若手

介護従事者の年齢割合

介護従事者の年齢割合

介護業界で40代はまだまだ若手、転職は決して遅くありません。一般的に40代の転職は、遅い方かもしれません。転職先が見つからない、面接しても不合格、といった声も耳にします。

しかし、調査によると、介護労働者の年齢割合のうち40代前半が12.8%、40代後半が12.3%を占めていることがわかります。

(引用:平成 30 年度 「介護労働実態調査」の結果|公益財団法人 介護労働安定センター

つまり、介護労働に携わる約4分の1を40代が占めているのです。このことから考えても、40代は介護業界で重宝される貴重な戦力と言えます。

人材不足で40代からでも短期間で役職に就ける

介護業界の人手不足状況と理由を示したグラフ

介護業界の人手不足状況と理由を示したグラフ

介護業界は人手不足のため、管理職を任せられる人材が育たないという問題があります。そのため、40代で転職しても短期間で役職に就くことが期待できます。

調査によると介護常勤労働者の離職者のうち約65%が勤務年数3年未満となっています。

(引用:介護労働の現状|介護労働安定センター「平成29年度介護労働実態調査」

そのため、グラフにあるようにどの現場も人手不足感を年々強く感じている現状が見られます。

こうした現状から役職候補の人材を求めている職場は多いでしょう。40代で介護の体力仕事はちょっと・・・と不安に感じる人がいるとしても心配ありません。努力次第ではマネジメントや事務仕事の多い管理職のポジションを目指すことも、十分実現可能な目標になるのです。

人生経験が豊富なことは介護職には大きな強みになる

40代までに培った人生経験は、介護職にとって大きな強みです。例えば、他の職場や家庭で培った対人スキルは、人生の先輩である高齢者相手とのコミュニケーションに非常に役立ちます。若い人にない人生経験が深みのある会話に役立ち、そこから引き出される情報が質の高いサービスにつながるのです。

年齢がある程度高めの方が、高齢者も安心感を抱くというメリットもあります。人生経験が醸し出す落ち着いた雰囲気が、相手の信頼を勝ち得るきっかけにもなります。今まで培った知識や経験を総動員して活用できる仕事、それが介護職と言えるでしょう。

40代での介護転職を成功させる方法‐転職に有利な資格があれば求人の選択肢が広がる

40代で転職を確実に成功させるためには、より一層の努力が求められます。人材不足だから、人生経験があるから、などと安心し過ぎてはいけません。惰性やその場の勢いで転職するなら、やめておけばよかった・・・とあとで後悔するかもしれないからです。

例えば、転職に有利な資格を取得して求人の選択肢を広げるといった方法があります。こうした方法をしっかりチェックしたうえで、転職活動に挑みましょう。

未経験でも取得可能な介護の資格を取得する

資格取得の段階の説明図

資格取得の段階の説明図

転職活動を有利に進めるため、未経験でも取得可能な介護資格に挑戦できます。例えば介護員初任者研修や実務者研修といった資格取得を検討できるでしょう。

無資格、未経験で応募できる職場が多いことも確かです。しかし、資格を取得することにより得られるメリットがあります。

  • 予備知識があれば転職後の業務のイメージがつきやすい
  • 転職後、業務内容をより早く習得できる
  • 資格手当など給与面での優遇がある
  • 求人の選択肢が広がる

資格取得は時間も費用もかかりますが、それを上回るメリットが多いことも事実。こうしたメリットを前向きに検討しましょう。

まずは取っておきたい介護入門編の資格‐介護職員初任者研修

初心者にまずオススメなのが、介護職員初任者研修。最低限必要な知識と技術を学べる、いわば入門編の資格です。実務経験がなくても受講するだけで取得可能。費用については、キャッシュバック制度、自治体による資格取得支援事業などがあるので、それぞれの地域に応じた制度を調べましょう。

介護職員初任者研修

目的

在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修(厚生労働省より)

研修時間数

総時間数は130時間(講義と演習で構成)

※通信課程による学習時間は上限40.5時間(その他はスクーリングなどの通学が必須)

研修科目

介護の基本、コミュニケーション技術など計10項目

取得方法

  • 資格講座教室を利用(通学、通信あり)
  • 資格支援制度を設けてある職場に転職

取得にかかる費用

  • 約5万円から15万円まで、地域や学校により費用の幅がある
  • 受講する学校系列に就職した際、求職者割引やキャッシュバック制度を導入しているところもある
  • 自治体によって、受講料の一部または全額を補助する資格取得支援事業あり

介護の国家資格の受験資格が得られる‐実務者研修

さらに専門的に学ぶことができる実務者研修も、取得可能な資格です。この実務者研修と実務経験3年で、介護福祉士の受験資格が得られます。また訪問介護事業所で、サービス提供責任者として働くことが可能になります。

基本的に誰でも受講可能。しかし基本的な知識と経験を前提としているので、初心者の場合はまず初任者研修を終えてから、実務者研修を受講することをオススメします。

実務者研修

目的

より質の高い介護サービスを提供するための、実践的な知識と技術の習得

研修時間数

総時間数は450時間

研修科目

「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」、「医療的ケア」の4項目にわかれた計20科目

※たん吸引や経管栄養などの実技も含む

※保有資格により免除科目あり

取得方法

  • 資格講座教室を利用
  • 資格支援制度を設けてある職場に転職

取得にかかる費用

  • 約4万円から20万円まで、地域や学校、保有資格により費用の幅がある
  • 雇用保険の加入期間がある人は、教育訓練給付制度の対象となる可能性あり(国が実施する制度)

プロのアドバイザーがいる介護に特化した転職サイトを利用する

資格取得と同時に、専門のアドバイザーがいる介護に特化した転職サイトの利用は、転職活動にあたって効果的です。プロに介護職に対する不安や細かい相談をすることにより、40代からでも安心して転職できます。

介護に転職した40代の体験談‐未経験でも転職成功した体験

介護業界に40代で転職した実際の経験談を参考にするなら、たとえ介護未経験者でも転職できると確信できます。異業種からの転職だとしても、やる気や明確な目標を持つことは大切。意欲と目標は、40代からの転職活動を成功させる大切なコツと言えるでしょう。

定職に就けなかった生活から安定した生活へ

和田さん(仮名 47歳 男性)のプロフィール

  • 病院事務職に勤務するもストレスで体調を崩し、勤めて9年目の28歳のときに退職
  • 30代は定職につけず、バイトや派遣で働き失業給付を受けながら生活
  • 39歳で「東京チャレンジネット」を利用し、介護の仕事に就くことを決断

これまでの仕事探しの中で、介護の仕事はもちろん目にしていました。しかし、意識的に避けていました。その理由は、単純に「自分に合った仕事ではない」という思いだけ。背に腹は代えられないという気持ちで仕事に就いた、というのが正直なところです。

実際に働いてみると、資格を取るときに学んだ知識が活かせること。そして、人から感謝されることや、頼られることを実感すると、介護の仕事も悪いものではないな、という意識に変わってきました。

介護の仕事の給与は、控えめに言っても高いものではありません。ですが、介護士は人手不足の状況続き。そのため、仕事に就くことのハードルは低い状況です。そして、資格を取得すれば資格手当が付与されるなど、自分の頑張り次第でキャリアアップも可能です。

そういった意味でも、仕事に就けずに悩んでいる人、安定した生活を希望する人にとっては、検討すべき選択肢なのでは、と思います。

不動産会社の営業職から転職しやりがいを得る

中村さん(42歳 男性)のプロフィール

  • 大学卒業後に新卒で不動産会社に入社し、約20年間営業担当として従事
  • 母親との死別をきっかけに転職を決意
  • 現在は都内の老人ホームに勤務、介護福祉士の資格取得に向けて勉強中

仕事の忙しさを言い訳に、認知症の母の介護は妻や父に任せっきり。母が亡くなった時に「親孝行できなかったな」って後悔してしまったんです。母にできなかったことを世の中で困っている人にしてあげられたら母も喜んでくれるかなと思ったのが転職のきっかけ。最初は転職に躊躇していたんですけど、妻からの後押しもあり、思いきって介護の世界に飛び込むことを決めました。

思い切って転職して良かったと思います。前職に比べて、給料は下がりましたが、毎日「やりがい」を感じながら働いています。今後の目標は、介護福祉士の資格を取得すること。私が母にしてあげられなかったことを日本中で困っている人にしていければと思っています。

40代の介護転職に強いサイト‐資格費用を補助してもらえる!

自分の希望に合った職場を選ぶには、40代の介護転職に強いサイトを利用しましょう。介護に特化した転職サイトを利用するなら、一番効率が良く失敗も少ないと言えます。特に未経験者向けの求人が多く、無資格者向けに資格費用の補助をしてくれる資格支援制度を設けているサイトがあります。数あるサイトの中でも、希望する職場を紹介してくれて、転職後のミスマッチも少ない転職サイト3社を厳選、その特徴を見てみましょう。

介護資格を持つ専任アドバイザーに相談できる‐かいご畑

かいご畑のサイト

かいご畑のサイト

 

特徴
  • 専任のコーディネーターが希望をヒアリング
  • 厚労省の優良派遣事業者認定取得
  • キャリアアップ応援制度あり
対応エリア東京、大阪を中心に全国エリア対応。非公開求人も多数あり
就業形態正社員や契約社員、派遣・パート、紹介予定派遣など対応

かいご畑は、厚生労働大臣認可の介護就職支援センターです。無料会員登録をすると、介護の資格を保有する専任コーディネーターがしっかり転職活動をサポートしてくれます。

かいご畑のスタッフとして勤務するなら、働きながら介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士受験対策講座の無料受講が可能。このキャリアアップ応援制度は、未経験者、無資格者にとって心強い制度です。

かいご畑の受付から受講までのチャート図

かいご畑の受付から受講までのチャート図

かいご畑を実際に利用した人の口コミ

年齢的なものもあり、40代転職に比較的積極的な介護職での就職も視野に入れ応募しました。

地域、年収、求人条件を絞り検索した後、しばらく経ってサイトのオペレーターから電話も今現在の仕事の状況、働き初めの時期等色々聞いて頂き、数件の条件にあった求人を紹介して頂きました。

現職の職種は介護職ではありませんでしたが、条件内で未経験での勤務可能な施設をわずかな時間で探して頂いたのは、すごく介護業界においてネットワークが広いなと感じ、また通常では電話がかかってくると、尻込みをしてしまいがちですが、オペレーターの方の親切な応対に感心し非常に好感が持てました。

 

高時給の派遣求人が多く給料の日払いOK‐きらケア

きらケアサイト

きらケアサイト

 

特徴
  • 専任の担当者が派遣前から派遣後までずっとサポート
  • 条件により無料の資格取得支援制度有り
  • 「日払い」や「週払い」にも対応
対応エリア関東圏を中心に全国エリア対応
就業形態派遣専門の転職サイトあり

未経験の介護現場で、最初から正社員はハードルが高い…という人にぴったりなのが、高時給の派遣求人が多いきらケアです。担当のアドバイザーが面接から条件交渉までフルサポート。アドバイザーは実際に事業所に訪問して得たリアルな情報に精通しているので、希望通りの職場へ転職できます。

きらケア派遣スタッフとして就業すれば、初任者研修、実務者研修の受講料が無料。自分のペースで学べる通信講座や、負担の少ない月3〜2回のペースで開催される通学講座を選ぶこともできます。

きらケアを実際に利用した人の口コミ

介護は未経験だったので、ちょうど良い求人を見つけることは大変だろうなと予想していました。そこで、きらケア介護派遣を頼ることにしました。未経験で不安なことを伝えると、研修制度がしっかりしている施設や、資格取得支援制度がある施設をたくさん紹介してくれました。複数の施設を見学して、面接を受けましたが、日程や時間なども調整してもらえたので、余計なストレスがなく良かったです。

 

大手優良企業の求人が多い‐ベネッセMCM介護士お仕事サポート

ベネッセMCM介護士お仕事サポートサイト

ベネッセMCM介護士お仕事サポートサイト

特徴
  • 介護・医療業界に特化した人材サービス会社
  • 専任コンサルタントが転職をしっかりサポート
  • 無資格者への資格取得サポート制度あり
対応エリア関東、関西、東海地域を中心に対応
就業形態正社員や契約社員、派遣・パートなど対応

ベネッセMCM介護士お仕事サポートは、教育事業などを手掛ける大手企業運営の転職サイトです。コンサルタントの質が高く、豊富な知識を持ってきめ細かく相談に応じてくれるので、転職のミスマッチが少ないことで高評価を得ています。

無資格で入社した人には、介護職員初任者研修の取得費用を上限65,000円補助。初任者研修では介護の基本を学ぶことができ、高齢者宅を訪問するホームヘルパーになるのに必要な資格です。また一定の条件を満たしたベネッセ勤務のスタッフには、実務者研修を自己負担なしで受講できる制度もあります。

実際にベネッセMCM介護士お仕事サポートを利用した人の口コミ

最初は自分ひとりで求人サイトやハローワークで介護福祉士求人の情報収集をしていたのですが、これでは良い求人が見つけられないと考え、ベネッセ「介護士お仕事サポート」を利用しました。やはりコンサルタントが相談にのってくれて、自分の希望に合った職場を紹介してくれるというのは大きな助けとなりました。独力で探していたときには見つけられなかったであろう今の職場は、私がコンサルタントに伝えた希望条件にぴったりと一致するところだったからです。

 

介護の転職サイトを利用する際のコツ

介護の転職サイトを利用する場合、転職活動をスムーズかつ効率よく行うため、おさえておきたい2つのコツがあります。

転職活動用にメールアドレスを用意する

プライベートとは別に、転職活動用のメールアドレスを用意することは効率良い転職活動につながるでしょう。サイトに登録すると、求人情報やスカウトメールなど、頻繁に連絡が来ることが予想されます。フリーメールなどで転職用のアドレスを一つ作成しておくなら、情報を見逃さずに素早くチェックできます。

アドバイザーと相性が合わなければ遠慮なく申し出る

転職サイトの担当アドバイザーと相性が合わないなら、遠慮なく変更を申し出ることも転職活動をスムーズに行うコツです。態度が悪い、連絡がないといった常識に欠けた対応の場合は即座に変更を申し出ましょう。

何となく肌が合わない、話し方が気に入らないといった、ちょっとしたことがどうしても気になる場合もあります。お互い人間同士なので、相性があります。自分の将来がかかった転職活動なので遠慮は不要、変更を申し出ましょう。

転職前に知っておきたい介護の職場

介護施設の雰囲気

介護施設の雰囲気

介護といっても様々な職場があります。転職前にどんな種類の現場があるのか、おおまかに知っておくのは助けになるでしょう。それぞれの職場の特徴や勤務体系を知るなら、自分のキャリアプランと照らし合わせ、最適な職場を的を絞ることができます。求人を探す手間も省け、効率よく転職活動ができるでしょう。

介護の現場は大きくわけて、高齢者が住んだり通ったりして利用する施設系サービスと、利用者宅に訪問して業務になたる訪問系サービスの2種類があります。

夜勤を含む4交代制が基本の入所施設

入所施設勤務の介護士は、施設に入所している高齢者の生活全般をサポートします。その業務内容には、入浴、食事、排せつ介助などが含まれます。24時間介護が必要な高齢者も入居しており、基本的に夜勤、早番、日勤、遅番の4交代制を取る施設が多いでしょう。夜勤勤務には手当も付くため、他の介護の職場より平均給与が高くなるかもしれません。入所施設は民間から公的のものまで多岐にわたりますが、特に求人情報を多く見かける4つの施設の特徴をおさえておくことができます。

名称

運営

特徴

特別養護老人ホーム(特養)

公的

介護度が高く、在宅生活ができない人向け。要介護度3以上の人が入居できる。終身利用でき、かかる費用も安いので、待機者が多い。

老人保健施設

(老健)

公的

在宅復帰が目標。看護や医学的管理のもとで、介護やリハビリ、必要な医療、日常生活上の世話を行う。入居期間は3か月以内。

有料老人ホーム

(有料)

民間

自立した人から要介護状態まで、様々な高齢者が利用。介護付、住宅型、健康型の3つの種類に分けられる。生活支援主体、リハビリ、身体介護サービスの提供など施設によって提供されるサービスの種類や量は異なる。

グループホーム

民間

要介護者かつ認知症の人のための共同住居。入浴や排泄、食事などの介護、その他の日常生活上の世話、およびリハビリなどを行う。
参考特養で働くメリットと働くべき3つの理由|クレセントオンライン

高齢者が日中過ごして入浴介助や食事を提供するデイサービス

デイサービスの一例

デイサービスの一例

利用者に、入浴やリハビリ、食事提供といったサービスを提供する施設をデイサービスといいます。デイサービスの業務には、リハビリを目的としたレクリエーション、アクティビティも含まれます。さらに利用者の自宅と施設間の送迎業務や、翌日のレクの準備、事務作業なども業務の一環です。デイケアという施設もあり、こちらはリハビリを主な目的とし、医療機関に併設されていることが多い通所施設です。

名称

運営

特徴

老人デイサービスセンター

公的、民間自立支援を目的とし、入浴や食事、機能訓練、介護方法の指導などを提供する。リハビリを目的としたレクリエーション、アクティビティなども提供される。閉じこもり防止の目的もあり。

通所リハビリテーションセンター

(デイケア)

老健、病院などに併設されていることが多い医学管理のもと、理学療法や作業療法などが必要なリハビリの提供が目的。入浴や食事などの介護サービスも行われる。デイより医療の依存度が高い利用者が対象。
参考デイサービスで働くには運転免許が必要なの?介護職に転職したい|クレセントオンライン

高齢者の自宅に訪問して介護業務にあたる訪問介護事業所

訪問介護のサービスの一例

訪問介護のサービスの一例

訪問介護事業所に従事する訪問介護員(ホームヘルパー)は、直接利用者の自宅を訪問し業務にあたります。その業務は生活援助から身体介護まで幅広く、利用者が自宅で安心して暮らせるよう、生活全体をサポート。業務内容の記録業務はもちろん、利用者の家族、ケアマネージャー、主治医、自治体の担当者との連携を図ることも必要です。

訪問介護員になるには、初任者研修や実務者研修の受講、または介護福祉士の資格が必須です。訪問介護事業所にはサービス提供責任者(サ責)の配置が義務付けられています。実務者研修を受けると、このサービス提供責任者になることができ、キャリアアップ、給与アップにつながります。

サービス提供責任者(サ責)とは
ホームヘルパー(居宅介護員)、ケアマネージャー、利用者のパイプ役となり、適切な居宅サービスが提供されるように調整するコーディネーター役。各機関との連絡調整やヘルパーの管理などを行ない、訪問介護サービスになくてはならない存在。
参考訪問介護と施設介護での働き方の違い|クレセントオンライン

福祉用具の相談や営業を行う福祉用具貸与販売事業所

福祉用具貸与販売事業所の説明

福祉用具貸与販売事業所の説明

車椅子やベッド、手すりといった自立支援に必要な福祉用具の相談、営業を行う福祉用具貸与(レンタル)販売事業所の仕事も介護業界で重要な役割を担っています。利用者の心身の状況、住宅の環境、本人の希望を考慮しつつ、専門的なアドバイスを与えます。また、福祉施設や介護事業所、病院などへの営業業務も含まれます。

福祉用具専門相談員として働くには、都道府県知事が指定した事業者が実施する、福祉用具専門相談員指定講習を受講する必要があるでしょう。

介護業界に転職する際に気を付けたいポイント

自分の希望により近い転職をするため、介護業界で特にチェックすべき箇所やポイントがあります。自分で探すにしても、転職エージェントを使うにしても、チェック項目をしっかり頭に入れて、転職活動をすすめましょう。

給与は基本給と手当の内訳をチェックする

求人票を見る際には給与の内訳をしっかりチェックしましょう。介護職の場合、基本給に加えて様々な手当てが支給されます。

  • 夜勤手当→午後10時~午前5時までに勤務をした際に支給
  • 介護職員処遇改善手当→職場環境の改善を行った事業所に国からお金が支給され、それを職員に分配支給されるもの
  • 資格手当→会社が認めた資格を所有している人に支給 (例:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士など)

その他、一般企業でも支給される様々な手当が支給される可能性があります。手当で総支給額は高く見えるかもしれません。しかし、賞与や退職金、残業代は基本給をベースとして計算されます。そのことを見越して、基本給が低く設定されているケースも多くあるのです。また、基本給を下げることは難しくても、手当の減額は比較的容易に行われます。

総支給額だけで転職先を決めてしまうと、賞与を含めたトータル金額が想像より低かったり、思うように手当が支給されなかったり、あとで後悔する結果になりかねません。基本給がいくらか、必ず確認しましょう。

応募前に職場見学をさせてもらう

職場見学をして、施設内の雰囲気やスタッフの年齢層を自分の目であらかじめ見ておくなら、実際に就業した時のイメージをつかみやすくなります。また案内してくれる職員に質問して、情報収集もできます。たいていの施設は応募前に見学をさせてくれるので、気兼ねなく申し込みましょう。働いてから、こんなはずではなかったと後悔しないように、事前に職場見学をすることも、失敗しない転職活動のコツです。

介護の情報サイトで離職率を調べる

転職希望先の離職率をあらかじめチェックするなら、いわゆるブラックと呼ばれる職場を回避できます。厚生労働省の介護サービス情報公表システムを利用すると、全国各地の介護事業所、介護施設の基本情報を入手することができます。その中には過去1年間の従業員の退職者数も記載されています。その数字から離職率を計算できるでしょう。

離職率が高い職場は、何らかの問題を抱えている可能性があります。未経験で介護業界で働くには、出来るだけ良いスタートを切りたいもの。離職率があまりに高い職場は避けたほうが賢明です。

介護の情報サイト

介護の情報サイト

従業員情報

従業員情報

参考介護サービス情報公表システム |厚生労働省

離職率の計算方法
・離職率=離職人数÷従業員数×100

・例)全従業員100人のうち、1年間で従業員が10人退職した場合・・・

→10人÷100人×100=0.1×100=10%

求人が多いことに甘んじないで将来像を明確にすることが大切

他業界では難しい40代からの転職も、介護業界は人手不足で求人が多く、キャリアチェンジするにはおすすめの業種です。しかし、求人の多さに甘んじてはいけません。将来を見据えたはっきりとしたビジョンを持ちましょう。最初の志望動機は、介護なら職がある、といった漠然としたものかもしれません。しかし、自分はどんな仕事をしたいのか、将来像を明確にして、はっきりとした目標を据えることは、介護業界に限らず仕事をしていく上で大切です。目標を見据えて働くなら、転職で得られたチャンスを無駄にせず徐々にキャリアアップしていけるでしょう。

参考介護への転職を考えている未経験者が知っておきたい10のこと!|クレセントオンライン

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