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介護の仕事をしていると、夜勤業務を行うこともありますよね。特に新卒や新人さんが介護の仕事に就き、日中の業務を覚えたら夜勤勤務が始まることでしょう。初めて夜勤をする前日は、今までと勤務をする時間が違って、ドキドキして寝れなかった経験をお持ちの人も多いでしょう。一番心配なこととして挙げられるのが、「眠くなって仕事が手につかない」といった睡魔との戦いです。他にも業務内容や介護の仕方も日中とは変わりますので、不安になるのは当たり前ですよね。

しかし夜勤にはメリットもたくさんあり、「夜勤の方が働きやすい」という介護職員もたくさんいるのです。今回は夜勤にまつわるメリットデメリットについてお伝えしていきます。

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最初は寝られない!?色々な勤務体系

夜勤勤務と一口に言っても介護施設によって勤務体系はさまざまで、必ずしも夜勤帯の時間は固定されているわけではありません。

よくある夜勤勤務の時間帯は、夕方の17:00~18:00頃に勤務が開始し、翌10:00~11:00まで働く勤務体系です。夕食の対応から始まりイブニングケアをして、巡回や入居者一人一人の記録を行いながらナースコールの対応を行います。

休憩時間として1時間~3時間程度の仮眠時間もあるので、体力を少し回復させることができるのですが、新人の頃はなかなか寝付けずに、「結局一睡もできずに休憩時間が終わってしまった!」なんて経験がある人もいるでしょう。また、「寝たら起きられない」と思いわざと寝ない人もいますよね。しかし眠れないのも最初だけで、だんだんと夜勤に慣れて来れば休めるようになるので安心して下さい。

休憩が終われば巡回やモーニングケアが始まり朝を迎えて勤務終了となります。他にも夕方から夜中までの「準夜勤」と言われる勤務体系や、夜中から朝までの「深夜勤」に分けて夜勤勤務を行う介護施設もあります。1日に必要な夜勤スタッフは介護施設ごとに異なっていて、基本的には利用者の人数や施設の階数等で違いがあるのですが、違いについては以下の通りです。

  • 10人~20人程度の小規模施設:1人夜勤
  • 30人~60人程度の中規模施設:2人夜勤
  • 80人~100人程度の大規模夜勤:3~4人夜勤
  • 5階建ての介護施設:各階1名ずつ夜勤配置

といった勤務体制が多いです。

給料アップ!さらには休みが増えるって本当?

夜勤を行う上での一番のメリットは給料面です。「夜勤手当」が発生する介護施設が多く、1回4000円から高い所だと7000円~8000円位になる所もあります。社員として働いている場合、多くの会社は「月給」として決められた金額をもらうことになるのですが、介護の仕事は夜勤を行うことで決められた金額にプラスして、夜勤手当を受け取ることが出来るのです。

例えば夜勤手当が5000円の施設で月に4回夜勤を行えば、20000円もプラスで給料がもらえるのです!夜勤をすると給料が上がるので、頑張りがいがありますよね。また、1日で2日分の仕事を行うので休みが多くなったようにも感じられます。もちろん決められた公休や勤務日数に変化はありませんが、自由な時間が増えた感覚になるのです。

夜勤入りの日は、仕事が朝からではないので友人や家族と時間を気にせず過ごせますし、夜勤明けの日は午前中から自由なのでなんだか休みの気分になります。夜勤明けの次の日は休みの所が多いので、連休のように感じられるのです。自由な時間が増えるので趣味や買い物、友達との約束もしやすくなるでしょう。

不規則な生活で眠れなくなることも

反対にデメリットとなる部分もあります。一番のデメリットは「不規則な生活」となっており、夜勤を始めてからしっかり眠れないといった声も上がっているのです。日勤帯の仕事だけ行っていた時と違い、朝から勤務をしたり夕方から勤務をしたりすると、どうしても寝る時間が不規則になってしまうため、生活リズムがおかしくなってなかなか寝付けなくなることがあります。

夜勤生活での仮眠に体が慣れてしまい「2,3時間で起きてしまうようになった」なんて人も多いのです。対処法としてはなるべく休みの日等に運動をする習慣をつけて、体を疲れさせることが大切になるでしょう。

自分のためにも夜勤は楽しく働こう!

夜勤を行うことで夜の利用者の動きも把握できるようになりますし、給料アップにも繋がるので自分のためにもプラスになることでしょう。しかし生活リズムが悪くなり、眠れなくなることや夜中に食べてしまう食生活などに繋がる可能性があるので、自分の健康管理をしっかり行うようにして下さい。

大変そうに思える夜勤ですが、昼間あまり交流をしない利用者が寝付けず起きていて、ゆっくり眠れるまでお茶を飲みながらお話しすることもあります。そして、落ち着いた時間に読書をしたりと日勤とはまた違う楽しみを見つけながら仕事ができるので、安心して夜勤業務に臨んでくださいね!

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