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介護施設に勤めている人はさまざまなスタッフや関係機関との関わりがあります。従来型の特養や、老健など、施設によって違いますが大人数の利用者を対応します。入職が間もない頃は、ともに働く仲間の名前や顔は覚えられても、利用者の特徴を覚えられないという悩みを抱えている人もいるでしょう。また、入居施設は短期入所を利用される人もいるので、さらに記憶が大変です。

顔と名前を一致させて早く覚えられるコツや方法お伝えします。

名前を覚えるメリット

名前を覚えていない状態というのは、時間のロスが発生します。本人や、他のスタッフに何度も名前を確認するという作業によって、他の業務を遅らせてしまう場面を作ってしまいます。少しの時間の積み重ねですが、気がつくと膨大な時間になっている状況も考えられるのです。まずはそういった無駄な時間を減らすことが大切です。そのことによって、少しでも他の業務を行うことができるので利用者へ還元できます。

また、利用者との信頼関係を築くのも、まずは名前を覚えることからです。利用者から信頼されると、支援も円滑に行うことができます。

名前を覚えるコツと実際の方法

では、実際名前を覚えるということはどのように行えば良いのでしょうか?記憶には「記銘」「保持」「想起」という流れがあるのをご存じですか?聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「記銘」は物を記憶する、覚えるということです。「保持」は覚えたことを頭に維持し覚え続けているということです。

「想起」は思い出すということです。人間の記憶というものはこのような流れで成り立っています。その三つのポイントをおさえることによって記憶がスムーズにいく場合があります。また、必要な情報は自分から積極的に得る必要があります。順番に名前を覚えるための心得とコツをお伝えします。

1.覚えるという強い意志

まずは名前を覚えるという強い気持ちを持ちましょう。「どうせ時間がたてば覚える」などの消極的な気持ちはNGです。意識を付けることが大切です。一度の勤務で何人の名前を確実に覚えるという目標を立てることも良いですね。

2.自分から名前を呼ぶ

意識を付けるためにも重要なポイントです。自分の声で発することによって記憶力をより高める効果があります。積極的に関わることによってその人の声や顔の形など特徴に注目できるので、関連付けて覚えることができます。また、自分から声をかけるということは相手にとってもプラスです。話しかけられるというのは気持ちのいいものですよね。何度も呼ぶことによって記憶を定着させる狙いもあります。

3.相手の背景を知る

こちらも重要なポイントです。相手の背景を知ることで、その人の印象をより濃く自分に植え付けることができます。「〇〇さん」という名前を単体で覚えることが難しくても「昔〜の仕事をしていた〇〇さん」と覚えると強く印象に残ります。重ねがさねですが、そういった情報を聞き出せるのはあなたからの積極的に関わりです。話しかけることで得られる情報です。まずは失礼を承知ですが、どんどん話しかけるのも手段なのかもしれません。

4.メモを取る

基本的なことですが、名前についてもメモを取ることはとても有効です。その場でメモを取ることにより意識を持つことができます。可能な状況であれば仕事の合間に少しメモにまとめましょう。名前を知った時点で「記銘」が始まり、メモを取ることは「保持」の部分にあたります。記憶を定着させる必要な段階です。また、どこでも見直せるので「想起」の手助けをします。メモを取ることは、記憶の流れを順に踏んでいる行為なのでスムーズに暗記が進みます。

5.復唱する

総仕上げの部分です。「想起」を意識的に行い続けることにより、より鮮明な記憶が期待できます。きちんと名前を呼び続けること、それを覚えるという意識を持つこと、そして最後は思い返すことできちんと安定させ、記憶の定着を図ることができます。手順を意識的に踏むことによって、記憶力が数段に上がります。名前を覚えるだけでなく、他の作業を覚えるにも応用して使えますね。

実際に行っているコツ

現場のスタッフが実際に行っている方法をお教えします。実際に行っているのはやはり積極的な声かけと、その人の人生背景を知ることです。その人のケース記録を閲覧するのも手段としてあります。一番正しくわかりやすいのは記録を確認することです。断片的ではありますが、その人の人生背景や今の状態を知ることができます。そうすると、その人のイメージをより強く受け取ることができます。

積極的な情報収集

名前を覚えるためのステップとして、必要なのは積極的にその人を知ることです。その人を覚えるという意気込みも大切ですし、その人を知ることは支援においても重要な部分です。上記で提案した、記録を確認するというやり方、メモを取るというやり方は一つのアイデアに過ぎません。自分に合ったやり方を見つけるのが一番です。記憶の仕組みである「記銘」「保持」「想起」をヒントにすれば、すぐに名前を覚えることができるでしょう。

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