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高齢化社会になり介護をメディアが取り上げる機会が増えてきましたよね。でも、介護される本人も含め、介護する人(介護者)のケアも必要です。介護疲れで共倒れしないように周りの支えが必要です。

自分の家族が要介護状態となったら、介護者が元気でないと介護はできません。1日は24時間です。でも24時間介護しっぱなしだと人はいつか倒れます。介護疲れで何日も寝込んだり、入院せざるを得ない状況になったりすることもあり得るのです。

介護者は身体的、精神的疲労を緩和することが必要です。介護者不在では在宅での生活はかなり難しくなります。介護者が介護される側にたってしまうことだってあり得ます。介護疲れを解消し、24時間をうまく使うことが共倒れしない秘策です。共倒れしないようにする5つの対策をお伝えします。

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1、介護を必要とする人の病状を受け入れる

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介護が必要な状況とは様々な病気や原因があります。例えば脳血管疾患や認知症、寝たきりからくる筋力不足による老化からくるものなどあります。その病気を把握することが必要です。脳血管障害から半身不随になる方は見た目で分かる場合とさほど気づきにくい場合とあります。

その方がどれだけ動けるのか?また、どれだけ病気に対する認識があるのかまで理解する必要があります。また、認知症の方は特に、介護者は受け入れるまで時間がかかってしまいます。例えば「私の父は学校の先生で、忘れることが多くて理解ができない人じゃなかったのに」とその気持ちだけを持ち続けてしまうと前に進みにくくなってしまうのです。まずは、お医者さんの話を理解できるまで聞いて下さい。

2、介護疲れしないには「会話」が大事

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介護疲れをしないためには会話をすることです。一人で悩まないことです。要介護状態となった場合は担当のケアマネージャーが専任でつきます。身内がいなくて介護者がいない場合は、一人で頑張ろうとして介護疲れを起こしてしまいやすくなります。

介護には答えがありません。今日良かったことが明日は良くないこともあります。それは経験でも知識でも解決できないことがあります。そんな時こそ一人で抱え込まないことです。ケアマネージャーさんとたくさん話をしてください。たくさん話を聞いてもらってください。人は話をするだけで負担が軽減し、「よし!また頑張ろう」と思うこともあります。

ケアマネージャーさんは忙しいのにこんなに話して大丈夫かなと心配しないでください。ケアマネージャーさんはそれが仕事です。話をきくことで、ケアマネージャーさんはプランをたてやすくなります。よりその方にあった環境を用意できるようになるのです。

3、物に頼って!福祉用具を利用しよう

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介護保険の中で福祉用具貸与という制度があります。

  • ベッドのほうが生活しやすい
  • 歩行器なら歩ける
  • トイレに手すりがほしい など

人の手でなく福祉用具で解決することもあります。使うのは恥ずかしいことではありません。福祉用具を使って生活できるのであればそれは立派な自立生活となっていきます。物をうまく使うことで介護疲れを解消できることもあるのです。

生活で不自由していることをケアマネージャーさんに相談してください。1割~3割で貸与できます。また、住宅改修も状況によっては可能です。

4、一人で介護はダメ!協力者と一緒に介護する

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介護保険制度を使って介護者の負担を減らします。例えば、デイサービスやデイケアに行って入浴やリハビリをしてもらう、ショートステイで外泊をお願いできます。そうすることで介護者のゆっくりする時間を作ることができます。

一人で介護をすることは美談ではありません。その人らしく生活するにはプロの手を使うことは大切です。そのプロから介護方法も教えてもらったら、介護疲れも軽減できるようになります。介護保険を使うことで金銭的にも負担がかかります。しかし、高額なると申請後2か月遅れで一部戻ってくる制度もあるのです。

5、息抜きしてこそ介護ができる

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要介護者と一緒に出来ることを見つけてもいいですし、デイサービスに行っている間に趣味を楽しむのもいいですね。介護者がしたいことをするのです。介護のことばかりを考えるのではなくて違うことを考えたり、他のことを行うことで介護のオンオフ切り替えられ、介護疲れで共倒れすることが解消できるでしょう。もし、「あの人はデイサービスに任せて映画を観に行っていたよ」という人がいたら、介護の苦労を知らない人です。

息抜きは絶対必要です。どこか出かけたり、読書をしたり、要介護者と一緒に洗濯を畳んだり、好きな音楽を聴いたりしましょう。要介護者の状態にもよりますが、一緒に楽しめることもあります。介護疲れで共倒れしないためには24時間介護をしないことです。そのしたいことの時間があると気持ちの余裕がでてきて介護も楽しくなるときがきます。

まとめ

協力者と一緒に介護する、時にはリフレッシュして

  • 現状を受け入れ少しずつ介護を理解する。
  • 一人で抱え込まないで、プロに任せる。
  • 福祉用具に頼って、使える物を使う。
  • 自分の時間を大切にして心に余裕を持つ。

介護は絶対1人で出来るものでは有りません。まずは、いまの現状と向き合って下さい。介護疲れで介護者まで倒れてしまったら、要介護者の介護は最初から見直さないといけないことにもなりかねません。共倒れしないためにも楽しみながら、介護ができるよう視野を広げてください。疲れる介護から楽しい介護になる日がきますように。

 

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