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失敗したくて失敗する人はいませんよね。がんばれば、がんばるほど空回りしてうまくいかないことも多いでしょう。注意を受けると、また失敗したらどうしようと悩んでしまい、積極的になれない気持ちもわかります。最初は誰でも失敗するのが当たり前。人は失敗して成長していきます。「失敗した」「ごめんなさい」で終わらず、何で失敗したのかを考えることが大切です。

失敗ですべてが終わるわけではありません。しかし一人で仕事をしているわけではないため、失敗が続くと、一緒に働いている人も良い気分はしない上、信用を失う恐れもあります。失敗を乗り越えて次のステップに進むために何を行うと良いのかを一緒に考えていきましょう。

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介護の失敗談とその対処法

失敗して初めて知ることもたくさんあります。具体的な失敗談と対処法について説明していきます。

マニュアルがないと不安

介護初任者研修や介護福祉士など勉強をして資格があるからといって何でもすぐにできるわけではありません。特に未経験からの介護は、何をしてよいかわからず困ることも多く、教科書通りの仕事を考えてしまいがちです。私も学校卒業してすぐに就職した特養では右も左もわからず、紙オムツの前後ろを間違えてしまったなんてこともありました。決まったことのほうがやりやすくマニュアルに忠実で臨機応変に対応できず、身体状況が変わった利用者に合わせた介護ができませんでした。

例えば、オムツ交換の利用者の身体状況が向上し、トイレに行きたいと訴えられても簡単に介護方法が変えられず、そのままオムツつけていたということがありました。排泄は生理的欲求のため、すぐ連れて行ってあげたい気持ちと転倒して骨折でもしたらどうしょうという気持ちと両方の葛藤があり、実行に移すことはできませんでした。

対処ができるようになったきっかけは、上司の一言でした。介護は人相手の仕事だからマニュアル通りにはいかないことのほうが多いと言われ、私自身は納得できました。それからは、お願いされたことをフロアの会議で伝え、お願いをされたことができるのか否かを相談し、利用者の介護に取り入れたり、できないことを伝えたりして日々の介護にあたることができるようになりました。

申し送りを忘れてしまう

24時間介護が続く中で、私たち介護職はローテ―ションで仕事をしています。利用者の状況は記録し、次の人へ申し送りをしていきます。申し送りを忘れることにより一歩間違えると大きな事故につながる恐れもあります。

伝え忘れてしまった内容は、下剤を服用して排便があったことです。私が伝え忘れた結果、利用者は、再度下剤を服用し、数日間下痢が続いてしまいました。脱水など新たな病気になることもなく、病院受診もせずに落ち着いたため、安堵しましたが申し送りミスで利用者へ迷惑をかけてしまったことがあります。対処法は、自分が申し送りを忘れないことに尽きますが、伝達ミスをきっかけに手帳とペンを必ず所持して書き留め、同じ間違えをしないように現在は気をつけています。

何気ない話も利用者の個人情報だと注意する

日々の関わりの中で利用者や家族と話をすることは当たり前です。人との信頼関係を築くためにコミュニケーションは欠かせませんが、関係が深くなるほど、気をつけなければいけないことが個人情報です。

実際に同期の介護職員が失敗した事例ですが、施設外で利用者の家族と偶然遭遇し、同期の介護職員は、いつもお世話になっているため、挨拶をして近況を報告しました。後日、面会に訪れた家族から「近況は面会時に教えてくれれば良い」とやや強い口調で言われたそうです。

利用者のことは個人情報のため、外で話されたくない人もいるでしょう。家族によっては施設へ預けていることを誰にも話していない場合もあります。こ外出先で出会ったときに無視をする必要はありませんが、会釈など交わす程度がいいでしょう。

失敗を成功に変えるには「なぜ失敗したか」考える

失敗のない人間はいません。失敗をそのままにせず、なぜ失敗したのかの原因を探り、次は成功できるように努めていくことが大切です。介護事故の原因を探るときの考え方ですが、介護事故はヒヤリハットする事柄が積み重なって起こると言われています。そのため、ヒヤリハットしたことに対して未然に対応することで、大きな事故につながらないように努めている施設が大半です。事故も失敗も考え方は同じです。

失敗が多い原因を自分自身で振り返ったことはありますか。

忙しいだけで失敗が続くわけではないですよね。注意を受けて落ち込む前になぜ失敗が続くのかを考えて行動につなげるときっと失敗はなくなります。また手本となる介護を勉強することも解決手段の一つです。https://line.me/R/ti/p/%40kbm8797zに登録してCrescentOnline情報から失敗の乗り越え方を勉強するのも良いでしょう。

失敗を乗り越えてこそ、輝ける未来が待っています。自分を見つめ直し、新たな気持ちで仕事に取り組みましょう。

 介護現場で実際にあった体験談を知ろう

自分の現場でのルールが、介護の当たり前だと感じていませんか?

他の現場で働く機会がないと、「やりにくい」「不便だ」と思っている方法が他の施設や事業所では楽々行われていたということも・・・。

介護職で働くライターによる体験談を正直に書きました。ぜひ自分の現場と比べてどうなのか、参考になることはないか覗いてみてください。

介護の体験談を見る

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