Pocket
LINEで送る

入居者さんには、今までの普段の生活を続けてほしいですよね。

例えば、家の家事をしていた人なら、家の掃除や皿洗いそしてご飯を作ること。そんな日常生活を、老人ホームでも過ごしてほしいと日々考えています。

実際に利用者さんも、特別なことばかりだと疲れるといわれる人もおられます。今回は老人ホームでも日常生活を過ごしてもらう工夫をお伝えします。

スポンサーリンク






老人ホームはマイホーム

マイホーム

日常の生活と一言でいっても、人それぞれです。女性は家事をしている、それは人によって違います。

入居者が、老人ホームに住む前のことを知らなければいけません。だからこそしっかりと本人や家族から、老人ホームに住む前の普段の生活を聞くことが大切なのです。

毎日が特別なお祭りの日ばかりじゃない

老人ホームに入ることは、今までの生活の継続を目指していきます。以前の暮らしでは、毎日がお祭りではなくTVをみたり家事をしたり普通の生活ではないでしょうか。

老人ホームに入居したからといって、毎日レクや運動をすることが以前の暮らしの継続ではありません。老人ホームは住んでいる家であって、特別な場所ではありません。

介護とは暮らしのサポートであり、いきすぎた介護はたんなるお節介なのかもしれません。生活の中で、出来ない部分だけを補っていくことが本来すべき介護なのです。

これまでの生活は心が和む

老人だからといって、朝が早いとも限りません。意外と遅寝早起きの人は多くいます。ゆっくりと起きてもらい、1日が始まります。食事が始まると食事の準備をしてもらい、介護士はできない部分を介助します。時に失敗することもありますが、失敗も大切な刺激です。

洗濯物を畳んだり、ひなたぼっこをしたりとゆったりと過ごしてもらいます。食事の配膳や洗濯たたみ、音楽を聴いたりTVを観たり、時に生け花や運動をする。実はそれが、とっても大切な日常生活です。

介護は少しだけ補い、自力で生活できるサポート

見守る猫

入居者さんにこれまでと変わらない日常生活を送ってもらうには、それまでの日常生活の情報を聞くこと以外にありません。

馴染みの関係になり、本当はこんな事がしてみたかったなど、希望も聞けるとこれからの自立に向けた生活にもつながります。少しでも入居者さんとコミュニケションをおこない、できることは自分で行ってもらう。入居者本人にとって、より良い住環境であるように日々入居者のできることを探す努力と発見が大切です。

Pocket
LINEで送る