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家族や親族を介護することが大変な理由として「おむつ介助」が挙げられます。介護される人が、おむつを嫌がるのであればなおさらです。

特に認知症の人の介護の場合、口で説明しても理解してもらえない可能性の方が強いものです。少し強引におむつ交換しようとすると、嫌がるだけでは済まずに暴れてしまい、介護者に危険がおよぶこともあります。

どうすれば、嫌がらずにおむつをしたり交換したりできるのでしょうか。

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嫌がる相手の心理を理解することが対処法において重要

おむつ交換の時に暴れるのは困ります。とはいえあなたは「ハイ!これからおむつを履きますから足を揚げて!」と突然言われて、素直に「解りました」と揚げますか?

おむつ、つまり排せつは「人間として自制心を保つための最後の砦」とも言われています。誰でも、恥ずかしいものなのです。認知症の人の場合は、自分がおむつを履かなければならないことを理解できない場合が多いので、嫌がり暴れて当たり前だともいえます。

羞恥心に配慮する

介護に慣れていないと、つい介護する側のペースでおむつ交換をしがちです。ただでさえ、他人に排せつ物を処理してもらわなければならずに恥ずかしいのですから、極力「恥ずかしくない時と方法」を意識します。

例えば次のような工夫です。

  • 介護者以外の人がいる場合には、おむつ交換の声を掛けない。
  • 本人が「失敗しちゃった!」と思っている時に、急いで換えようとしない。

タイミングを変えてみる

例えば、何かに困っている時に「おむつを換えましょう」と言われても、とてもじゃありませんが素直に聞くことはできないものです。特に認知症の人の場合、何かを忘れてしまって困っていることが多いのに、何を忘れてしまったのかも解らないことがあるので、言葉にならない不安感に襲われています。

そんな時におむつを換えようとしても、暴れて嫌がるのも当たり前かもしれません。

タイミングを変える工夫

  • 排泄に失敗したことを自分でなんとかしようとしている時は、共感して大変さを分かち合い、落ち着いてから換える。
  • おむつ交換の声掛けをしたが“それどころじゃない”という感じの時には、まず頭痛、腹痛、吐気、便秘など他の症状に苦しんでいないか聞き、本人が「なんとかして欲しい」と思っていることを探ってみる。

その人ならではのこだわりを作り出してもらう

何ごとも、自分のやり方があるものです。特に高齢者であるなら、今までの自分の生活スタイルが確立されています。おむつを履き替える場所、時間、方法も、その人ならではの“こだわり”があるかもしれません。

可能であれば、その人ならではの“こだわり”を介護者と共に作り出しておいた方が良いといえます。介護の仕事をしていると、よく「あの人ならいいけどあんたじゃイヤだ。」という利用者さんがいます。「あの人」におむつ交換をしてもらったら、とても気持ちや気分が良かったのです。そんな“こだわり”を作り出せておくと、嫌がられたり暴れられたりすることを減らせます。

こだわりを作り出す工夫

  • 気持ちよくおむつを履き換えられたエピソードを覚えておき、おむつ交換以外でも話題に出しておく。
  • 気持ちよくおむつ交換できた時のシチュエーションに近づける。
  • 交換する時に介助者のペースで行うのではなく、相手に一つずつ確認しながら行い「自分で少しはできる!」感を感じてもらう。

本当に困った時には

介護者がどれだけ頑張っても、自宅での生活をおくるのが困難になるケースもあります。その時には介護保険を利用して公的な介護サービスを受けることがお勧めです。そうすれば利用しているサービスの介護士から、おむつ交換に抵抗された時に上手く対処する方法を直接教えてもらえるメリットもあります。

おむつ交換を嫌がるのは当たり前

他人に自分の排せつ物をみられることを嬉しく思う人はいません。おむつに排せつしてしまうということは、排尿や排便に失敗したという気持ちもあります。それを考えると、おむつ交換をさせてもらうことを嫌がるのは当たり前だ、とうなずけます。

相手の羞恥心に配慮し、おむつ交換をするタイミングや場所を変えたり、その人なりのこだわりを見つけたりするなどの工夫をして、暴れない方法を探すことができます。どうしても困った時には、介護サービスに携わる専門家に相談することもできます。

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