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介護施設の管理者は「自分が入りたいと思える施設づくりを目指すように」といわれます。では、本当にそう思っている管理者がどれほど、いるのでしょうか。今まで何十年と介護業界で働いてきましたが、出会ったことがありません。

それは老人ホームに入居してしまうと、諦めなければならないことが多すぎるからだといえます。自宅で当たり前のようにおくってきた日常生活がほとんどできなくなってしまうのです。

この記事では、

  • 日常生活をおくることのメリット
  • 在宅生活を延長させる老人ホームづくりに欠かせない人員配置目安
  • 施設管理者として一番大事なこととは何か

ということをお伝えします。

日常生活を続けるためのメリット

食事の準備をして、済んだら食器を洗う。洗濯物を洗って干し、部屋が汚れてきたら掃除をする。これらは、自宅であれば当たり前に行っている家事ですが、家事を行うためには頭で考え、身体を動かさなければなりません。ですから、平行棒内を歩くよりも高度なリハビリになるのです。

夜更かししたい時、朝食はいらないから遅くまで寝ていたい時があるのも当たり前です。自分らしい生活がいつまでもおくれる、これこそが生きる希望へとつながるのです。このように画一的なケアから外れて個々のニーズに応じたケアを行うには、スタッフの人数が必要です。

人員配置基準3:1の倍の配置を!

平成18年度の介護保険改正から「ユニットケアこそ、入居者が自宅でおくっていた生活を実現させるための手段だ」と考えられています。しかし、ユニット型施設であっても人員配置基準は3:1です。

一人ひとりの生活スタイルに合わせ、希望があれば地域のお祭りにも出かけるようなケアを行っている施設は、倍の1.5:1ぐらいの人員配置を行っています。なんでもかんでも「人手不足」というのは単なる逃げですが、在宅生活の延長の暮らしをおくってもらうためには、どうしても頭数が必要なのです。

何かがあったら責任をもって守るから安心してチャレンジを!

管理者として、入居する前の生活を実現させるために細かいことまで指示する必要はありません。施設ケアマネや相談員は、それを達成させる方法をよく解っています。施設の責任者として一番大事なことは、職員が「よし!やろう!」と決意して一致してもらうことです。そのためには「何かがあれば自分が責任をとるから、安心してチャレンジしていいからね」と伝えることです。

ただ、なにもかも自由というわけにはいかないので、決まったことなど報告だけはしっかりしてもらうルール作りをしましょう。

入居前の日常生活をあきらめさせない介護

老人ホームに入居したからといって、それまでの習慣や生活をあきらめさせる必要はありません。続けることが一番のリハビリになり、生きる希望となるからです。そのためには、人員配置の割合を増やし、個々のニーズに対応できる体制づくりをしなければなりません。

実際の現場で、介護職員などが自信をもって決断をくだせるように後押しすることも重要です。これには物質的なバックアップの他に、精神的な支えにもなる必要があります。それが「日常生活をあきらめさせない施設管理者の仕事」なのです。

働きやすい職場環境選びがあなたを輝かせる

あなたはなぜ介護の仕事を続けているのでしょうか?

日頃から考えることが多すぎていつの間にか忘れてしまっている介護の現場で働く理由。母が祖母の介護を大変そうにしているのを見て介護職を志した人や、障害者の方が当たり前の日常を送れない現実を知って、当時の自分では何も力になれないもどかしさから介護の仕事を志した人もいるでしょう。

現在、あなたが介護の仕事を行っているのは、「人の力になりたい!」と強く思ったからではないのでしょうか?

3K(きつい、汚い、危険)と言われていることを知った上で働き続けているあなたは高齢化社会である日本の誇りです。

介護業界の主役は現場で働くあなた自身です。

あなたをキッカケに、「介護の仕事って楽しいんだよ」「介護ってかっこいいんだよ」と思ってもらえる仲間が増えることを祈っています。

まずはあなた自身が輝ける場所に行きましょう。

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