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介護職員は、介護理念のもと、利用者を尊重し快適で生きがいのある生活が送れるよう努めています。しかし、人員不足や長い夜勤を含む勤務体制、重労働といったことが嘆かれる施設があることも事実です。

介護の現場では、そういった負担を軽減することから、利用者に対してのケアの簡略化や作業効率化などが行われていることも現実に存在します。

オムツ交換を定時にしっかり行わないなど、介護の現場を見たことがない人からすると、酷いこと、利用者の人権を無視していると感じられるものもあります。

今回は、認知症利用者だからといってやっていたことを取り上げ、介護現場の作業効率化の実態をお伝えします。

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認知症だから分からない、職員の判断で行われる作業効率化

介護現場での作業効率化は、そこで働く職員の判断によるもの。見る人によっては、自分がされて嫌なことも含まれます。

認知症利用者といってやってしまった事

Twitterにつぶやかれていた介護現場の実態をいくつか取り上げていきます。

夜間帯でのやってしまう作業効率化。介護士にとっては、静かで穏やかな夜が過ごせるに越したことはありません。下手に刺激してしまい不穏になってしまうことを思えば、トイレ誘導の一度くらいは見逃しがしてもよいのでは、と判断してしまいます。

職員の負担を減らすためにやってしまった業務の簡略化

これはパッと見て酷いと感じるようなつぶやきです。しかし、全てを理想通りにできる程の余裕がないことも事実。意識の高い上司の下で働くと、仕事が終わらなくなってしまう事態に陥ることもあります。

以下は、職員が感じた介護現場に対するのつぶやきをまとめた動画です。
参考:【2ちゃんねる】介護士の独り言 「この業界はおかしい」|Youtube

あくまで、介護士側が感じた言葉をまとめたものなので、利用者や利用者家族にすると不快なものかもしれません。しかし、現実の労働過多を無視して、利用者の生活環境ばかりを訴えられると働く側は疑問も生じます。

作業効率化の実態と施設利用への不安

今後、家族や自分自身も介護施設を利用することがあるかもしれません。そんなとき、利用者にとって快適に過ごせる場所や、施設に働く職員の対応や配慮といったことも重視されます。

わざわざ悪い噂があったり、暴力などでニュースになった場所に足を向ける人はいません。しかし、今回取り上げた介護の実態は、必ずしも悪いことではないということを知ってください。

利用者に応じた援助をしたい理想と、時間や人手不足から確実に行えないという現実。簡略化は、職員がただ楽をしたいからといって考えられているわけではありません。互いのことを考えての簡略化は一方だけの思いから成り立ったものではないからです。

そのために、勘違いされるような悪い行為は簡略化として扱わず、職場できちんと対応するシステム。面白半分で取り扱われるものではないという情報拡散の方法が必要です。

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