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加齢に伴い病気にかかりやすくなることはありますよね。特に高齢者になると、若い頃に考えたこともない病気にかかることもあります。筋肉量の低下や栄養不足など、普通に生活をしているだけなのにどんどん体の状態が悪くなっているなんてこともあるのです。特によく耳にするのは「脱水」や「熱中症」になるでしょう。

体内の水分量が知らないうちに低下し、気づいたときには頭がクラクラしてしまい最悪意識を失ってしまうのです。しかし何故高齢者は脱水になりやすいのでしょうか?今回は高齢者の脱水症状になってしまう原因や予防策をお伝えします。

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筋力低下や服薬のせい!?気付きにくい脱水原因とは

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まずは高齢者が脱水になりやすい原因からお伝えしていきましょう。

体内の水分量の低下

加齢に伴い嚥下能力の低下や筋力低下が見られるようになると、体内に溜める水分量が低下していきます。特に筋力低下は、年齢と共に知らず知らずのうちに低下していくのでなかなか自分で気付くことが難しいのです。

また、喉の渇きに鈍感になってしまうため、水分量が低下してしまう場合もあります。こちらも加齢に伴う現象になるのですが、高齢になるにつれて「喉が渇いている」ということに気付きにくくなってしまうことがあるのです。

内服薬が原因

脱水になりやすい状態なのは、治療のために服用している薬が原因の可能性があります。例えば排尿が出にくい方や、血圧が高い人等が服用している薬には「利尿作用」があるため、尿量が増えている場合があるのです。排尿量に比べて補給する水分量が少なければ、当然脱水症状を引き起こす可能性があります。

水分量の低下で認知症?脳卒中のリスクも上がる

体内に水分量が少ないと「認知症」や「脳卒中」のリスクが上がる言われています。

「そんな理由で認知症??」

と思う人も多いでしょう。

実は人間の体内から水分量が1%でも減少すると、ボーっとしたり意識を失ったりすることがあります。他にもなんとなくイライラしてしまったり、記憶があいまいになってしまったりと、認知症に起こりやすい症状が現れるのです。

脱水の自覚症状がないまま生活をしていたら、知らない間に認知症に似た症状が続き、いつの間にか認知症になってしまうかもしれません。さらに脱水のせいで脳卒中を引き起こす可能性が高くなるので、十分注意したいところです。脱水症状になると、血液も粘りを増してしまいドロドロになるので詰まりやすくなるのです。水分をしっかりとって、血液循環を正常の状態にしておくことがとても重要ですので、覚えておいたほうが良いでしょう。

朝まで寝たい!トイレ覚醒を嫌がる高齢者

トイレ

私自身、施設で脱水症状になった高齢者の介護をしたことがあるのですが、脱水になってしまった原因は「トイレに起きたくない」という理由でした。

高齢になるとトイレが近くなる傾向があり、夜何度も目を覚ましてしまうので夕方以降はほとんど水分補給を我慢してしまう人もいるのです。私が介護した人も同じ理由で水分補給を我慢したため、脱水状態になってしまいました。一旦脱水症状になってしまうと、水分補給どころか体調不良のために食事量すら低下してしまうことも多いのです。

だからといって無理に介助をすれば、呑み込みがうまくできずに「肺炎」となり、最終的には入院となってしまいます。私が介護した人も口から「食べる」「飲む」がうまくできなくなっていたため、最終的には入院することになってしまったのです。

脱水にならないよう予防するにはどんな方法があるのでしょうか?

これでバッチリ!明日から使える予防法

脱水予防には色々な方法があるので、しっかり対策をしておきましょう!

定期的に水分補給を促す

施設でも在宅でも、定期的に水分補給を職員から促すようにしましょう。

朝食・10時・昼食・15時・夕食・20時くらいのイメージで声を掛けると体内の水分量はしっかり確保できます。一日1ℓ~1.5ℓ程度水分補給を行えば問題ありませんので、一回に付き200CCを目安に補給してもらうように促しましょう。

水分チェック表を作成する

介護度が重い人や自分で水分補給が出来ない人、声を掛けないと水分補給をしない人などをリストアップして、1日の水分量を計算していきます。水分量を把握しておけば、少ない人に水分補給を促すことができるのでとても便利ですよ!

部屋の室温管理を行う

高齢者は夏場のエアコンを嫌がる人が多く、汗をかきながら部屋で過ごしていることがあるので冷房や除湿で対応するようにしましょう。また、冬場乾燥している部屋にいても体内の水分量が低下してしまうことがあるので、加湿器などを使用して湿度を保つよう心がけて下さい。

水分補給の大切さを伝えることが大事

つながる気持ち

今回は高齢者の脱水症状になる原因と予防についてお伝えしましたがいかがでしたか?

高齢者は若い世代に比べて体内の水分量が低下しているため、脱水症状になりやすいので注意しなければなりません。

また、脱水症状が原因で「認知症」や「脳卒中」になることもあるのでしっかりと予防に努めなければなりません。

予防方法については以下の通りです。

  • 定期的に水分補給を促す
  • 水分チェック表を作成する
  • 部屋の室温管理を行う

以上の3点に注意すれば、脱水を防ぐ確率がグンと上がるでしょう。

高齢者は水分補給について「鈍感」になっている人は多く、介護士からしっかり声を掛けることや、促し上げることがとても大切なのです。簡単な予防策ばかりですので、是非参考にしてみて下さいね!

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