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2018年1月に、介護福祉士試験が今年も行われます。

仕事を終えて帰った後に勉強したり、休みの日を1日潰したりして勉強に励んだ時が懐かしいですよね。

介護福祉士試験をこれから挑戦!という人もいるでしょう。大変な思いをするのは一時的で、試験後にはきっと喜びが待っているので頑張って下さい。

2017年からは実務者研修を受ける事が受験資格に追加されましたので、試験問題も若干形を変えて出題されるようになりました。

2018年の試験では実務者研修を取り入れてから2度目の試験となりますので、介護福祉士試験の参考書や予想問題集を出している各出版社の予想はどのような内容なのでしょう?

今回は現役介護福祉士として、2018年に出題される傾向と対策について予想してみたのでお伝えしていきます。

 

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介護福祉士試験科目について

まずは試験問題の科目について確認していきましょう。

人間と社会

  • 人間の尊厳と自立
  • 人間関係とコミュニケーション
  • 社会の理解

介護

  • 介護の基本
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術
  • 介護過程

こころとからだのしくみ

  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • こころとからだのしくみ

医療ケア

  • 医療ケア

総合問題

  • 総合問題

上記の5分野13項目となっていて、すべての分野から点数をとり全体の6割以上が合格基準とされています。

 

2018年の出題予想

さっそく2018年試験問題の傾向や対策について、いくつか予想していきます。あくまで個人の予想ですので、ご参考程度にして下さい。

法改正による医療行為

2017年の試験問題から実務者研修を修了する事が受験資格となり、医療ケアが追加されました

2017年からですのでまだまだ具体例がないので傾向についてお伝えするのは難しいのですが、考えられるのは新たに介護福祉士が対応可能になった経管栄養と痰吸引の「基礎知識」です。

基礎知識の中でも、実際に行う方法やリスク、万が一の時の蘇生方法や制度について出題される可能性が高いと予想します。項目としては

  • 介護福祉士等が各痰吸引等を行う事に係る制度
  • 喀痰吸引・経管栄養の技術と留意点
  • 感染症予防
  • 急変時・事故後の対応

以上の4項目です。

介護福祉士が医療行為の対応が可能になったものの、事故や問題が多発しては制度自体を考え直さなければなりません。

介護福祉士が対応できる制度であり続ける為には、上記の4項目についてしっかり学習する事を国は望むでしょう。

 

こころとからだのしくみ

こころとからだのしくみの項目は4項目で構成されています。傾向としては老化に伴い発症しやすくなる病気や障害についての内容が今までも多く出題されているのです。

特に試験問題に出てくる病状としては、

  • 糖尿病
  • リウマチ
  • パーキンソン病
  • 障害の種類

上記の4つは10年間の試験問題でも度々出題されています

さらにもう一つ大事なのは、介護サービスを受ける事になる理由の1,2位を争う「認知症」です。

傾向としましては、認知症の症状や種類に関する内容がほとんどの試験に出題されています。

2018年の試験問題に出題されると予想できる内容は以下の通りです。

  • 認知症の種類と症状について

アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・血管性認知症・レビー小体型認知症は出題される可能性が非常に高いと予想が出来ます。

  • せん妄

せん妄は認知症と似た症状の為、ひっかけ問題として出てくる事がここ数年続いていますので、こちらも出題される可能性は非常に高い予想としています。

 

介護

介護分野に関しては日頃から行っている事が多いので、あまり悩まず回答できる事が多いと思います。

傾向としては現在の高齢者にとっての問題や状況や他者とのコミュニケーションツールに注目されています

高齢者にまつわる色々な調査結果や65歳以上の世帯、人口などは毎年出題さているので、今年度・前年度の高齢者事情は把握しておきましょう。

コミュニケーションの項目では、認知症や失語症のコミュニケーション方法は過去の試験問題でも多く出題されています。

また、介護を行う上で大切なアセスメントやモニタリング、覚えにくい環境因子の部分は出題されるでしょう。

 

まとめ

2018年の介護福祉士試験を合格する為に

今回は現役介護福祉士が考えた介護福祉士試験の傾向や対策を作ってみましたがいかがでしたでしょうか?

5分野のうち3分野をお伝えしましたが、過去10年の試験問題や法改正を基に作りましたので出題されると予想しました。

2018年の試験問題予想は以下の通りです。

  • 痰吸引と経管栄養の制度や技術と留意点。さらには感染予防と事故後の対応
  • 老化に伴う病気や認知症の種類や症状
  • 介護に関する調査結果や人口・世帯について
  • 認知症等の場合に行うコミュニケーション
  • プランに関わるアセスメントやモニタリングと環境因子について

以上が試験問題対策として予想した内容になります

介護保険サービスを利用する高齢者は今後も増えていく事が予想されていますので、

一人でも多くの介護福祉士が誕生するよう心から合格を祈っています!

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