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介護職はハードな仕事で体力が必要ですよね。介護は休みなく続くため、体力的に心配になる気持ちはわかります。体力には自信があったのになあ…なんて心配しなくても大丈夫。介護の仕事をしていると体力的な不安は、誰もがぶつかる壁です。

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介護の仕事は体力が必要な仕事が多いのか?

私の経験からして体力は必要ですね。勘違いをしてはいけないのが、体力と力仕事は異なります。介護技術も発展しており、利用者に安全な介護、介護職員も自分の身体を守る介護を心がけているため、力に任せて介護を行うことはありません。しかし人と関わる仕事は、やりがいがある反面、喜怒哀楽が大きく、体力は必要です。

また介護の仕事は、入所施設の場合、早番、日勤、遅番、夜勤など変則勤務になります。定休日はないため、月で休みが決まっており、土日祝日もローテーションでの勤務になるでしょう。デイサービスなど通所事業所の場合、土日祝日の営業をしているかによっても勤務が異なります。事業所によって30分程度前後することもありますが、朝8時半から17時半までの一定時間の勤務になるため、働いている職員の生活リズムは整いやすいです。

入所施設のように変則勤務で3~4日に1回ぐらい休みが入る働き方、通所事業所のように週5日間同じ時間の勤務を行い、2日間休みが入る働き方のどちらが自分に向いているのか、自分の体力を考えて選択しましょう。

デイサービスは体力じゃなくて気遣いで疲れる?

デイサービスは自宅で家族の介護を受けたり、自分一人で生活している人などが通っている事業所のため、入所施設に比べて介護の必要度は低い傾向にあります。そのため、日常生活の介護より話相手を求めている人も多いです。

軽度の利用者はとても敏感で、「他の人とはたくさん話していた」「あの人は職員ばかり呼び止める」など言う人が利用者の中にはいます。本当は自分から話しかけたい性格上、難しい人が自分に気を引こうとして言うケースもあります。性格や話しぶりは利用者の生活背景からきていることもあります。寂しいと思っていても言えない人も多く、口にする言葉がすべてではないことを理解しましょう。

どこのデイサービスでも座席を決める場合、仲の良い人、認知症の人、男性や女性などいろいろ考慮していることが多いです。認知症があるからその利用者ばかりを同じテーブルにするわけではなく、職員として認知症の行動に対して対処できる場所に座ってもらい、落ち着いて過ごせるように配慮が必要です。

以上のことからデイサービスでは、言葉以外に込められた思いや行動を理解して介護を進めていくことが多いため、気を遣う場面が多いです。重度の介護者も少ないため、体力的には負担が少ないですが、利用者の思いに答えたり、共感し過ぎると精神的に疲れてしまう恐れもあるため、気をつけましょう。

健康で働き続けるためにできること

仕事への考え方は人それぞれのため、一概には言えませんが、働く私たちが心も身体も健康でなければ、介護を続けることは難しいです。働いていてすぐに疲れてしまう人は、何が原因なのか自分の中で見直してみましょう。体力的にヘトヘトであれば、勤務の時間や内容を見直す必要があるかもしれません。精神的に苦痛なのであれば、事業所が合わないのかもしれません。

私の場合、学校を卒業して入所施設で介護の仕事に就きました。できないことも多く、失敗しながらも少しずつできるようになっていく中で介護の仕事にやりがいを持っていました。しかし、ローテーションの変則勤務で生活リズムは乱れ、体調を崩しました。腰痛も治らず、身体の限界。これ以上、入所施設での仕事を続けることが難しくなり、上司に相談をしました。法人が大きかったことや上司が引き留めてくれ、結果、同じ法人の中で部署異動し、デイサービス勤務に変わりました。

土日は営業しているデイサービスでしたが、朝8時から17時までの同じ勤務で週休2日のため、生活リズムも整い、体調も戻りました。体力的に楽になった分、気を遣う場面が入所施設以上に増えましたが、人として当たり前のことが多く、それほど苦痛と感じたことはありません。また重度の利用者だから気を遣わなくてよいということはないため、人に対して気の遣い方を学ぶことができました。

働いていて身体的、精神的な負担が大きいようであれば、私のように会社へ相談することも必要です。相談の上で、親身になってくれる会社であれば、仕事を続けることもできます。

また体力的な負担や精神的に辛さなどを相談しても自分で解決することのように扱われる会社であれば、転職するのも一つです。

介護を提供する側が不安に思うことは、言葉にしなくても行動で介護を受ける側に伝わってしまいます。体力は仕事を続けていく上で大切です。加えて、心も身体も健康に続けられる職場を見つけて、介護の仕事を頑張りましょうね。

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