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ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護保険制度の中で中核を成す存在でありながら、実際に利用者さんに対し介護を行うわけではないため「縁の下の力持ち」のように陰ながら支える存在です。

資格を取得するにも、実務を行いながら試験勉強をしなければならず、合格率も20%を切ることがあるため大変です。さらにどれだけやりたくて選んだ仕事だとしても、多忙さや、ストレスを抱えやすい業務内容であるため、辞めたくなる時もあります。

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ケアマネが多忙になってしまう3つの理由

ケアマネの主な仕事は「マネジメント」です。実際に介護を行うのではなく、どのようなケアが提供されればその人らしく生活することができるか、ということを考え、計画を立て、実際にケアが提供されるように調整を図ります。

マネジメント業務の中で、どんなことが多忙の原因となってしまうのでしょうか。

理由その①「家族の都合に合わせる」

ケアマネが支援する対象は「利用者本人」ですが、居宅の場合にはそこに「家族」という存在が関わってきます。ケアプランと呼ばれる「居宅介護支援計画」は、利用者本人と家族のサインや捺印をいただくのが通例です。

そのため、どうしても家族の都合に合わせて居宅訪問を行わなければならない時があります。ご家族が仕事から戻った後の訪問が夜になったり、土日など休日に訪問することもあるため、残業や休日出勤などの業務で多忙になってしまうのです。

理由その②「他(多)機関との連絡調整業務」

ケアマネが開く担当者会議には、本人・家族の出席と共に関わっている各サービス事業所や医師の出席が必要です。会議を開くための日程を調整するために、全ての関係者に連絡をとらなければならないため時間が割かれます。会議は、ケアマネ以外は欠席することもできますが、書類に意見などを書いて提出してもらう必要があります。この手配をするのも、ケアマネの仕事です。

また何かトラブルが発生したら、各サービス事業所や関係諸機関への連絡も行わなければなりません。自分の施設内ですべて済んでしまう「施設ケアマネ」とは、忙しさの程度が全然違ってきます。

理由その③「居宅訪問と諸記録」

月に一度は、受け持ちの利用者宅へ訪問しなければなりません。自宅ではなく、サービス事業所を利用している時でもよいのですが、ご家族とも一緒に現状や今後の話をしたいことが多いため、居宅への訪問が多くなります。

訪問の記録、各サービス事業者とのやりとり、担当者会議の記録や独自のモニタリングの記録など、残さなければならない記録が山ほどあります。

誰でも経験するこれら3つの理由からどうしても多忙になりやすいため、辞めたくなったとしても仕方ないのです。

苦労して資格を取得したのに辞めたくなる理由とは

多忙、というだけでも十分辞めたくなる理由なのですが、その他にも次のような例があります。

  • 利用者、家族、自事業所のスタッフ、サービス事業所に気を遣い過ぎて疲れてしまった。
  • 自分が考えているようにマネジメントが進まず「自分には向いていない」と思い始めた。
  • 「こんなに苦労するぐらいなら、介護現場で利用者と向き合っていた方がいい」と思ってしまった。
  • 苦労の割に、給料がまったく割に合わない。
  • プライベートの時間が仕事に侵されてしまう。
  • 利用者や家族から「なんでも屋」のように扱われ、些細なことでも電話がきてストレスを感じる。
  • 困難支援ケースが大変過ぎて、二度とやりたくない。

などです。

辞めたい!でも辞められない!その理由とは

やることがあり過ぎて責任ばかり大きくなり、ストレスを抱え、それでも「せっかく資格をとったのだから」と我慢して頑張っているけど、やっぱり大変。それなのに辞められないのは、続けていて「良かった!」と思えることがあるからでしょう。

例えば、

  • ケアマネジメントがピタリとはまり、その人らしい生活をおくりながら満足のうちにお亡くなりになった。
  • 他のケアマネでは支援できなかった困難ケースを受け持ち、信頼を得ることができた。
  • お金には代えられないやりがいを見つけることができた。
  • 地域包括ケアシステムの中で、自分にしかできない役割を見つけることができた。

などです。このような「ケアマネ冥利」に尽きる経験を重ねていくと、辞められなくなる人もいるのです。

ケアマネを辞めたくなったら、3つの理由と続ける意味を考える

ケアマネ業務は本当に忙しく、誰でもできる仕事ではありません。介護の仕事にも向き不向きがありますが、ケアマネはそれ以上だともいえます。

辞めたくなったら、ケアマネをしていれば誰でも突き当たる3つの壁をよく考えましょう。続けた場合、自分でも「辞められない理由」を経験できるのかどうか、自分がそれを経験したら本当に辞めたくなくなるのかも、よく考えましょう。

ストレスを抱えながら、ただでさえ多忙なケアマネジメント業務をこなすのは本当に大変です。限界まで我慢して頑張る前に「転職」することも考えてみましょう。転職は決して逃げることではなく、利用者と真摯に向き合っていくための一つの手段ですし、自分の人生と向き合うための手段でもあります。自分の将来にとって何が一番良い選択肢なのかを、時間をとってよく考えましょう。

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