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介護職は「3K」のイメージが強く、長く続けられるか不安になることもありますよね。また介護の仕事は、働きがいがある分、続けていくことは身体的にも精神的にも大変な仕事です。

介護を提供する私たちも介護を受ける利用者も人のため、感情をそれぞれに持っています。

良いと思って行った行動が悪い方向へ向かってしまう、もうだめだと思ったことが実はとても良かったなんてことだってあります。

私自身、福祉の現場で働いて19年になりました。経験をもとに、介護職を長く続けるコツやモチベーションについて説明していきましょう。

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介護職を長く続けてきた一番の理由

介護職を長く続ける理由は、「ありがとう」と言われることがうれしい、やりがいがある、安定した職業など人ぞれぞれです。人によって考え方は異なっても「私は●●だから介護職を続けたい」と理由を持つことが大切です。

理由もなく、何となく行うことに人は責任が持てません。介護職は人相手の仕事であり、自分で体調不良を訴えることができない人も大勢います。普段の様子から調子を観察することも求められます。その場限りで仕事をしている人は責任もなく、自分が嫌だと思うことがあれば、辞めてしまう傾向が強いです。

私が介護職を長く続けてきた一番の理由は、人と接することが好きだからです。話が大好きで話し出したら止まらない人、話したいけど話しかけられずうろうろする人、寡黙な人、笑い上戸な人、前向きな人もいれば、何に対しても後ろ向きの考えしか持てない人など十人十色というようにさまざまな人との出会いがあります。

いろいろな人と接することによって自分では経験できないことが聞ける、感じられる仕事にやりがいがあります。

介護職を続けるためのモチベーション

介護の仕事が好きだ、やりがいがあると言っている私ですが、モチベーションが常に高くいられるわけではありません。やる気のないときだってあります。休みの人が多い土日に仕事が続くと辞めたいなと思うこともあります。

それでも続けることができたのは、介護の仕事がチームケアだからです。教えてくれる・見守ってくれる先輩や上司、一緒に悩んでくれる・考えてくれる同期、頼りない自分でも頼ってくれる後輩がいたからです。

介護の仕事は思うようにいかないことばかりです。利用者の体調によって異なることもたくさんあります。そのため、機械のように同じことばかり繰り返すことはできません。だからこそみんなでそのとき一番必要な介護を考えます。

チームで仕事をしていてちょっとした変化に気づけたときなどは、モチベーションがあがりませんか?

自分の介護で喜んでくれる人がいることは、素敵だなといつも感じています。

介護職を辞めたいと感じた時

介護職の良いところばかり言っても誰だって辞めたいときもあります。そんなときは自分を振り返りましょう。

介護は誰のために行うものですか?

介護職は、利用者が自立した生活ができるように足りない部分を手伝って本人らしい生活を支えています。例えば、靴を履く行為を考えると、介護職が履かせてしまえば1分もかからず終わります。本人に任せると5~10分かかる方もいるでしょう。それでも本人にやってもらうことに意味があります。

介護職の待遇に不満があるのでしょうか?給与に不満があるのでしょうか?

介護職を辞めたいと感じる前に、自分が何で嫌になってしまったのかを考えましょう。考えることによって整理ができ、また続けたいと感じられるかもしれません。

辞めたい気持ちを乗り越える方法

辞めたい気持ちが強いときは、自分自身のモチベーションも下がっていることが多いです。そんなときは以下の方法で自分をリフレッシュさせてあげましょう。

自分にごほうびをあげる

介護職は、人を支える仕事のため、自分では大丈夫と思っていても、精神的に追い詰められてしまうこともあります。心身ともに健康でなければ、仕事を辞めるなど悪い方向に考えてしまいがちです。おいしいものを食べる、ちょっとしたごほうびを買うなど、がんばっている自分を自分で褒めてあげましょう。

趣味を楽しむ

身体を動かすことが好き、本を読む、映画を見る、カラオケに行くなど人それぞれ楽しみが異なります。仕事のことばかり考えすぎると、仕事が楽しくなくなり、仕事に追われてしまうようになる可能性があります。自分のプライベートな時間を作り、楽しみましょう。

気分転換を図る

趣味を楽しむことと重なる部分もありますが、休みはきちんと休みましょう。休みの日も職場や家で仕事では、頭から仕事が離れることがありません。オンとオフの切り替えをしっかり行うことで仕事の能率もあがります。

介護職を長く続けられる3つのコツ

長く続けられるコツは以下の3つになります。

  • 介護職として働きたい理由を明確にする。
  • 介護職を辞めたいと思ったときはまず自分を振り返る。
  • 自分にごほうびをあげる、自分自身が楽しむ、オンとオフの切り替えをする

仕事を長く続けていくためには、心身ともに健康であることが第一です。仕事に対して悩みが出たときは、自分自身からのサインです。悩みに向き合うことで乗り越える方法が見つかります。身構えず、介護職を自然体で続けていくことで気持ちは楽になるでしょう。

 働きやすい職場環境選びがあなたを輝かせる

あなたはなぜ介護の仕事を続けているのでしょうか?

日頃から考えることが多すぎていつの間にか忘れてしまっている介護の現場で働く理由。母が祖母の介護を大変そうにしているのを見て介護職を志した人や、障害者の方が当たり前の日常を送れない現実を知って、当時の自分では何も力になれないもどかしさから介護の仕事を志した人もいるでしょう。

現在、あなたが介護の仕事を行っているのは、「人の力になりたい!」と強く思ったからではないのでしょうか?

3K(きつい、汚い、危険)と言われていることを知った上で働き続けているあなたは高齢化社会である日本の誇りです。

介護業界の主役は現場で働くあなた自身です。

あなたをキッカケに、「介護の仕事って楽しいんだよ」「介護ってかっこいいんだよ」と思ってもらえる仲間が増えることを祈っています。

まずはあなた自身が輝ける場所に行きましょう。

世の中は、熱い想いを持って介護の仕事に取り組むあなたのような人材を求めています。

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