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介護職の転職を失敗しないためには、転職を失敗した原因や介護職の現状を把握することでみえてきます。介護職に転職をしたいと思う人のほとんどが、転職を失敗させたくないと強く思っています。しかし、転職に失敗したと思う人は、実際に就業してみて思っていた仕事との温度差に失敗感を抱きます。このようなトラブル防ぐためにも、転職に慎重に向き合い、吟味していくことで、介護職の転職を成功させることができます。

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介護職における転職失敗の原因

転職が必ず成功するわけではなく、失敗につながる原因があります。実際の転職失敗につながる原因を、介護経験者からみた失敗理由と未経験者からみた失敗理由にわけて解説していきます。

経験者からみえた失敗の原因

「経験者優遇」「経験者好待遇」など求人のよいところばかりをみて転職先を探すと、経験があるから優遇されると思い、十分な情報収集をせずに転職を決めてしまうと失敗につながり、失敗してしまうことが原因となります。

経験者の転職は、前職と転職先の違いを視野にいれて検討することが大切

経験者の転職は、前職と転職先の違いを視野にいれて検討することが大切

前職との業務内容の違い

介護経験者が転職後に経験するのは前職との業務内容の違いです。比較の対象としては、就業した事業所のサービス内容や介護業務内容になります。同じ介護の仕事であっても働き方の違いに疑問を抱き、失敗につながることがあります。

事業所のサービス内容は、さまざまです。特別養護老人ホームや老人保健施設などの施設サービスは入所施設になります。在宅サービスの場合、訪問介護事業所は各家庭を訪問し、個別に必要な介護をを提供します。その他、デイサービスやデイケアは、利用者が事業所へ通って必要な介護を受け、事業所で一定時間を過ごした後、自宅へ戻ります。

入所施設では施設内に多職種がそろっているため、入所者がその人らしく自立した生活が送ることができるようにチームケアを行い、支えています。一方、在宅サービスでは、依頼を受けた時間がサービスの提供時間となります。サービスを点として考えると、点と点をいかにつなげてその人らしく生活できるように支えられるかが大切になります。

どちらのサービスも利用者がその人らしく生活ができるように支援していますが、内容が異なります。同じ介護現場であってもよくわからず決めてしまうとこんなはずではなかったということが生まれます。

介護業務内容も同様であり、サービスによって異なります。施設サービスは主に重度介護者の受け皿となっています。衣・食・住のすべてにおいて介護が必要であり、また24時間365日介護が続きます。

在宅サービスは、依頼を受けた時間でいかにその人に必要なサービスを提供するかになります。訪問介護では依頼を受けた30分でその人にとって必要な身体介護がどのように提供できるのか、自立した生活を送るためにどのような生活援助を進めていくべきなのかを利用者や担当ケアマネジャーと考えていきます。デイサービスでは事業所に通って入浴や排泄、機能訓練、食事など必要なことを提供し、また自宅へ戻ります。なるべく自宅で生活しているペースを崩さずに過ごせるかに重きを置いています。

施設サービス、在宅サービスともに介護を提供することに変わりはありませんが、利用者によって介護の目的や目標が異なるため、業務内容にギャップを感じて前職の経験が活かせず、失敗につながる恐れがあります。

給与面の違い

介護職という同じ職種での転職であって、実際に受け取る金額に差額が生じると不満を抱くきっかけにつながります。介護労働安定センター「平成30年度 介護労働実態調査」では、前職を退職した理由の中で「収入が少なかったため」と回答があがっています。特に転職先の給与が前職よりも低い、入所前に聞いていた給与と相違がある場合は転職先に不信感を抱きます。給与面に相違が生じることは失敗したと思ってしまう理由となります。

人間関係が合わない

転職先の職員とのコミュニケーションがうまく取れないことが失敗したと思う原因になります。特に前職の人間関係が良好であれば、こんなはずではなかったという思いが強くなります。介護は1人で行うことができず、それぞれ協力し合って行います。そのため、人間関係がうまくいかないことが失敗と考える人が多いです。

未経験者からみえた失敗の原因

未経験者が実際に経験した失敗した理由は、経験者とは違った目線で感じた失敗が多いです。

未経験者の転職は、あらかじめ介護の現場の実情を知ることが大切

未経験者の転職は、あらかじめ介護の現場の実情を知ることが大切

想像をしていた介護職との違い

経験がないことで介護職の仕事に驚きを感じたことが転職の失敗原因になることがあります。想像以上に介助が身体的に過酷である、介護現場が重労働であることなどが理想と現実のギャップとしてあげられます。未経験や無資格でも大丈夫という求人広告につられた結果、仕事内容を確認せずに介護職を始めることは危険と言えます。

求められる「家事スキル」

介護職としての介護技術だけではなく、「家事」のスキルが求められると苦痛に感じる原因となります。介護は生活の一部のため、家事が必要なことを頭では理解していてもそれがすべてできるわけではありません。家事スキルに苦手意識を持ってしまうことで転職を失敗したと思う人は多いです。

労働環境の違い

介護現場の労働環境の深刻さがみえてくることで転職に失敗したと感じる人は多いです。多くの事業所では、慢性的な人手不足、残業がある、休憩が十分な時間取れないといった労働環境は不信感につながります。

介護職として働くとみえる「デメリット」や「問題」

介護職の転職を成功させるためには、まず介護職の労働環境で問題となっていることを把握し、デメリットや問題を理解する必要があります。

長く勤める介護者が少ない

介護労働安定センターによる「平成30年度 介護労働実態調査」において、「勤続1年未満」の離職者が全体の約40%を占めており、長く勤める介護者が少ないことがわかります。また勤続3年未満の離職者を合計すると、約60%強となります。そのため、事業所の離職率を引き上げているのは勤続年数の短い職員であり、定着率の悪さを知ることができます。

人員不足が深刻な問題

介護職の有効求人倍率が上昇傾向にありますが、人材不足が解消されないことは深刻な問題です。また介護職の平均勤続年数が35~39歳以降は減少傾向にあり、定年まで働き続ける人が少ないことも人員不足の大きな要因となっています。

給与が低い

民間リサーチ社の調査結果によると、転職のきっかけ第1位として給与が低いことがあげられています。実際、介護労働安定センターによる「介護労働実態調査」においても給与の保さが前職の退職理由が上位にあがっています。

介護職の転職を成功させるポイントとは

介護職の転職失敗例や介護食の現状がわかったことでみえてくることは、転職先に対していかに多くの情報が収集できるかが、介護職の転職を成功させるポイントです。

「転職条件」を妥協しない

多くの人の転職したい理由は、前職を退職する原因を改善したいと思って探しているため、「転職条件」を妥協しないことが第1条件です。人それぞれ「転職条件」は異なりますが、妥協せずに絞って探すことが大切と言えます。仮に妥協すると、転職をしても失敗につながる危険があります。「こんな好条件のところがあるかな?」と疑問に思っても妥協せずにじっくり探しましょう。

介護専門の求人サイトを利用する

自分で条件の合うところを探しきれない場合、介護職専門の求人サイトを利用することもよい方法の1つです。専門の求人サイトでは、担当のコーディネーターがつき、最後まで相談にのってくれます。また専門求人サイトを利用することで、選択する幅が広がり、よりよい求人に巡り合えることがあります。

口コミサイトを閲覧する

たくさんの情報が溢れている現在、「○○会社 評判」と検索してみると、口コミや評判を知ることができます。実際に働いている人からの情報も多々あります。自分がよいと思った求人をみつけたら応募する前に情報収集に努めましょう。

会社の理念や目的を調査する

自分で気になった求人を出している事業所のホームページや会社案内などから、社風や法人理念を調べてイメージングを図りましょう。社風や目的など、自分がやりたいと思っている介護業務に従事できるかなど調査をすることで可能性は広がります。また自分から知りたいと意欲的に動くことで面接を受ける際、有利になることもあります。

入社する前に見学をする

事前に見学をお願いすると、実際に現場を自分の目でみて雰囲気を味わうことができるため、事前見学は転職を成功に近づけるポイントです。書面の情報を過信すると、入社後に予想外のことがあった場合、戸惑いやトラブルになる恐れがあります。入社する前に体験をし、入社を決めることが成功につながります。

じっくりと「考え抜いた」転職先に決める

よりよい求人に巡り合うためには、よく考えて決めることが大切です。焦って転職先を探すと、みえるはずの注意点を見落としてしまう恐れがあります。また何度も転職をすることは自分の評価を下げる結果を招くことがあるため、避けたいところです。転職先は、じっくりと吟味し、選び抜くことが成功につながります

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