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介護の仕事をしていて3日4日と続けて入浴介助の担当になるとけっこう体が「つらいな~」と感じる時がありますよね?

入浴の介助は介護業務の中でも介護職員が体力を使う業務内容になります。

1日に数十人の利用者の入浴を浴室で見守ったり、体を洗うのを手伝ったりするので職員は常に暑い室内で汗だくです。

また、介助が必要になる利用者の方ですと体を密着させて抱えたり、浴槽から引き上げたりする対応をしなければならない事もあるので、重労働です。

しかも自宅での入浴介助に関しては一人で対応しなければならない事もあるのでけっこうきついのです。

自宅での入浴介助業務で、「力を使わず楽な介助方法があればな~」と思った事はありませんか?

今回はそんな重労働と言われている入浴介助方法について、お伝えしていきます。

 

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入りたくない人が多い現状

介護サービスを利用する高齢者の中には、入浴を拒否する人が多い事はよく知られています。

理由としては、

  • おっくうだから
  • 手順が理解できない
  • 不安だから

等とあります。

「不安だから」というのは介助を受けなければ入浴する事が出来ない高齢者の事を言います。

介助をされながらの入浴になると浴槽に入るタイミングや、「入った時に湯が多すぎやしないか?」「ぬるくて寒くないだろうか?」等の不安に駆られてしまうのです。

 

不安でつかまった手をなかなか離そうとしない利用者への対応

上記で説明したような「不安」抱えたが高齢者が入浴介助を受けると、怖がってなかなかつかんだ手すりを離さない高齢者もいるのですが、どのように対応すれば良いのでしょうか?

高齢者の人は膝が悪くてなかなか湯船の中に座り込む行動が出来ません。もちろん職員が支えてくれるのですが、お尻の部分に何もない状態ですと膝折れしたり、勢いよく浴槽に入ったりして、「溺れてしまうのではないか?」という恐怖心にかられてしまいます。

職員は恐怖心をなくしてあげる為、職員の膝に高齢者のお尻を乗せてあげて対応してあげましょう。

 

≪楽技入浴介助 怖がって手を離さない方≫

上記のように、後ろから体を支えて、膝をお尻に乗せてあげる事で高齢者も腰を下ろすのがとても安定し、安心して湯船につかる事が出来るのです。

そうする事により無駄な力を高齢者は使わない為、職員も力を入れずに対応する事が出来ますので、気持ちよく入浴してもらう事が出来るでしょう。

 

力を使わず浴槽から出る方法

次は浴槽から出る場合になります。

施設のような設備があまり整っていない自宅のお風呂になると、どうしても体を引き上げて対応する事が多くなります。

ただ、引き上げる行為が重労働と感じる部分であり、力で引き上げられる側の高齢者も不安に思う事が多いのでどのような対応方法が良いのでしょうか?

まず伝えておきたい事として、「高齢者の身体機能を最大限に引き出す事」が重要です。

高齢者側の身体動作などをしっかり確認し、無理に抱える・持ち上げるような事をしないようにしましょう。

力を入れずに行う方法は以下の通りです。

  • 浴槽に台座を用意する。

自宅の浴槽が深い場合は必ず台座を用意しましょう。高齢者は湯が首まであると恐怖心を覚えますし、浴槽台があれば出る時に無理な力を使わずに出る事が出来ます。

≪入浴介助≫

また、出来る事なら手すりを設置するようにして下さい。高齢者は何かに摑まっている事で安心する事が出来るのです。

自宅の場合には介護保険を利用して購入できますので是非利用して下さい。

  • 手すりにつかまり膝を曲げてもらう

出る準備段階ですが、なるべく高齢者にも協力をしてもらいます。

まずは体に力が入りやすいよう手すりを持ち、「膝を曲げて」もらうようにします。

麻痺や病気で両方とも曲げられない場合には、片足だけでも良いので曲げてもらいましょう。

介護職員が引き上げるだけではなく、高齢者の人が立ち上がる為に力を入れられるようにするのがポイントです。

≪入浴介助≫

・浴槽の隣にシャワーチェアーを用意する。

立ち上がる介助を行う前にシャワーチェアーが浴槽の隣にある事を確認しましょう。立ち上がった後にシャワーチェアーを用意するのはとても危険です。

必ず立ち上がる前にセッティングをして下さい。

さらにシャワーチェアーに腰かける側のひじ掛けが上がっているかの確認もしましょう。ひじ掛けが下がっていたら座る事が出来ません。

・腰を引くように座る。

介護職員と利用者の息を合わせて立ち上がったら、腰を引くように座ってもらいましょう。

以下の動作であれば、介護職員への負担も少なくなります。

 

入浴介助

・体を支え、片足ずつ出る。

上記の画像のように座る時に気を付けなければならない事は、「背面には背もたれが無い状況をしっかり把握しておく事」になります。

もしそのまま寄っかかってしまえば後ろに倒れてしまうかもしれません。必ず体を支えて対応して下さい。

最後に片足ずつ浴槽をまたぐようにして出ます。職員は体を支えながら対応し、足を自分で上げられない場合は介助を行い終了となります。

入浴介助

まとめ

今回は自宅等の浴槽を用いた時の、職員も利用者も負担が掛からず対応できる介助方法についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?

何も職員が体を抱えたり、持ち上げたりして対応しなければならない事はありません。高齢者の方でも職員からの問いかけ一つで協力して行動してくれます。

また、不安取り除いてあげるように介助を行えば、入浴を拒否する事がだいぶ減るでしょう。

不安を感じている高齢者を浴槽に入ってもらう時は、

  • 都度声を掛けながら不安を取り除く
  • 高齢者のお尻部分に膝を乗せて安定させる
  • 職員ではなく利用者のペースを守る事

上記3項目をしっかり守って対応して下さい。

また、利用者が浴槽から出る場合には

  • 必要時には浴槽代を使用
  • 立つ前にシャワーチェアーの用意
  • 手すりを掴み、膝を曲げてもらう
  • 立ち上がったら腰を引くように座る
  • 背もたれがないので必ず支える事
  • 片足ずつまたぐように出る事

上記の6項目をしっかり守って介助を行えば、職員の体も楽ですし、高齢者側も安心して入浴できる事でしょう。

職員の負担減と高齢者にとって「楽しみ」となる入浴確保ができるので、是非参考にしてみて下さい。

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