2017年の介護福祉士の試験では傾向が変わりましたが、今後受験を考えている人は試験の傾向を知りたいですよね。傾向が分かれば対策を立てられるので合格率は大幅にアップします。それに加えて2017年1月に実施された第29回介護福祉士試験の合格率はナント過去最高の72.1%でした。合格の確率は実際に大幅アップしていますので試験自体は受かりやすくなりました。介護福祉士の資格を取ればお給料アップとスキルアップの2つの大きなメリットを得ることができますよ。傾向が変わったといっても基本の内容に変更はないので試験に対して不安になる必要はありません。ほんのちょっとしたコツが分かれば合格することができます!そこで今回は2017年介護福祉士の試験の傾向と2018年介護福祉士の試験へ向けての対策と勉強法についてお伝えします。
目次
2017年介護福祉士の試験の傾向

11科目群 | 出題科目 | 出題数 |
1 | 人間の尊厳と自立 | 2問 |
2 | 人間関係とコミュニケーション | 2問 |
3 | 社会の理解 | 12問 |
1 | 介護の基本 | 10問(-6問) |
2 | コミュニケーション技術 | 8問 |
4 | 生活支援技術 | 26問(+6問) |
5 | 介護過程 | 8問 |
6 | 発達と老化の理解 | 8問 |
7 | 認知症の理解 | 10問 |
8 | 障害の理解 | 10問 |
9 | こころとからだのしくみ | 12問 |
10 | 医療的ケア(新設科目) | 5問 |
11 | 総合問題 | 12問 |
合計 | 11科目(+1科目) | 125問(+5問) |
(引用:第29回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について |[介護福祉士国家試験]過去の試験問題:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)
2018年介護福祉士の試験の対策

(1)筆記試験の合格基準
次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
ア 総得点125点に対し、得点75点以上の者(総得点の60%程度を基準
とし、問題の難易度で補正した。配点は1問1点である。)。
イ アを満たした者のうち、以下の「11科目群」すべてにおいて得点があっ
た者。
①人間の尊厳と自立、介護の基本
②人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 ③社会の理解
④生活支援技術 ⑤介護過程 ⑥発達と老化の理解 ⑦認知症の理解 ⑧障害の理解
⑨こころとからだのしくみ ⑩医療的ケア ⑪総合問題
- 得点75点以上の者(総得点の60%程度を基準)
- 「11科目群」すべてにおいて得点があった者
6割の正解と0点の科目を作らない
2018年介護福祉士の試験の勉強方法

過去問題集を何度も繰り返す
6割以上の正答を目指すための勉強方法はセミナーに通ったり、通信講座を受けたりといろいろありますがおすすめは過去問題集を解くことです。金銭的にも費用が一番少なくて済みますし問題集を持ち歩けば場所を選ばずに勉強が出来るのでとても便利です。仕事や家事で忙しい間のちょっとした時間があればどこでも学習ができますよ。大手の出版社から出ている問題集であればどれを選んでも問題はありません。自分が気に入ったものを選びましょう。このような過去問題集を活用すると合格できますよ!参考に過去問を紹介しますね
↓
合格の秘訣は同じ問題集を繰り返すことです。不安になって何冊も問題集を買ってしまったことはないでしょうか?その何冊もの問題集ははたして手をつけたでしょうか?どれも中途半端になってしまったのではないでしょうか?そのやり方が一番危険です。不安な気持ちは十分わかりますが何冊も問題集をこなすのは時間的に不可能です。ただ自分を安心させるために購入しているだけですから意味がありません。同じ問題集を繰り返して解いてみて下さい。そのほうが回答方法や正解への考え方が確実に身につきます。繰り返すことで記憶がしっかり定着するので6割以上の点数が確実に取れて合格できますよ。
「医療的ケア」を勉強する
過去問題集と模擬問題集を解くだけでOK!!
まとめ
介護福祉士の試験の傾向と対策!こうすれば絶対合格
- 新たに「医療的ケア」の科目が追加
- 60%以上の正答率で合格
- 0点の科目があると不合格
- 過去問題集と模擬問題集を繰り返し解くだけで合格できる
介護福祉士の資格を持っていると手当が付く事業所はとても多いです。月に少なく見積もって5000円の手当と考えても年間に6万円もの収入が増えます。月1万円の手当なら年間12万円です。決して少なくない額が増えるわけですから、収入アップに繋がります。それに加えて介護技術・知識もレベルアップしますから一石二鳥の資格といえますよね。勉強は苦手という人でも何度も問題集をこなせば、いやでも頭の中に正解が蓄積していきますので不合格することの方が難しくなりますよ。あなたの未来のために一歩を踏み出してはいかがでしょうか。絶対に合格できますよ!
働きやすい職場環境選びがあなたを輝かせる
あなたはなぜ介護の仕事を続けているのでしょうか?
日頃から考えることが多すぎていつの間にか忘れてしまっている介護の現場で働く理由。母が祖母の介護を大変そうにしているのを見て介護職を志した人や、障害者の方が当たり前の日常を送れない現実を知って、当時の自分では何も力になれないもどかしさから介護の仕事を志した人もいるでしょう。
現在、あなたが介護の仕事を行っているのは、「人の力になりたい!」と強く思ったからではないのでしょうか?
3K(きつい、汚い、危険)と言われていることを知った上で働き続けているあなたは高齢化社会である日本の誇りです。
介護業界の主役は現場で働くあなた自身です。
あなたをキッカケに、「介護の仕事って楽しいんだよ」「介護ってかっこいいんだよ」と思ってもらえる仲間が増えることを祈っています。
まずはあなた自身が輝ける場所に行きましょう。
世の中は、熱い想いを持って介護の仕事に取り組むあなたのような人材を求めています。